「こころの健康講演会」に出席させていただきました。
テーマは、
身近なうつ病気づいてますか?
~うつ病の理解とストレスと上手につきあうコツ~
講師は、神経科浜松病院院長 山岡功一先生。
このグラフをご覧ください。
疾病による患者数の推移を表わしたものですが、
赤がガンの患者数、
そして一番上の青が精神疾患の患者数です。
近年、急速に患者数が増加しているのがわかります。
●早期発見、早期治療が大切
うつ病も早期発見、早期治療をした方が
医学的にも有効であることがわかっています。
また、早く治療を始めた人の方が、自殺リスクも下がります。
●うつ病の早期発見のポイントは
・口数、笑顔の減少
・俗っぽいこと(例えば週刊誌の見出しなど)にさえ
関心がなくなる。
・強い頑張りを口にするようになる。
つまり、非日常性を周囲がいち早く察知することが大切です。
●主婦によく見られるうつのサイン
・毎日の献立が決められない。
・スーパーに行っても、買うものがいつまでも決まらない。
●主婦のうつを改善するための例
・おかずを一品減らす。
・スーパーのお惣菜を活用する。
・会社帰りの夫に、お弁当を買ってきてもらう。 など
それでも、症状が進む場合には、
入院して、日常を意識することなく休養できる環境に
身を置くことも大切です。
こころの健康に関する講座は、
時間がある時は必ず出席するようにしています。
今回の講座では、かねてから疑問に思っていた
「うつ病の治療にはどうして長い時間がかかるのか?」
という点が見えてきたことが最大の収穫でした。
山岡先生、ありがとうございました。