我が家には飼い猫はいませんが、
遊びに来るノラちゃんたち8匹にご飯をあげています。
そのうちの2匹は親子で、
仔猫はたぶん生後3ヶ月くらいだと思います。
台風が接近していた15日の夜から
その仔猫が行方不明に・・・。
16日、台風が過ぎたあとも戻ってきません。
まだ、綿のように軽い体ですから、
あの強風に飛ばされてしまったのか？
その日の夜、夫が懐中電灯を照らしながら
仔猫の捜索に乗り出しました。
そして、道路わきの側溝に落ちて鳴いている仔猫を発見！
側溝のふたを外し、救出に成功しましたが、
仔猫はずぶ濡れで、かなり弱っていました。
夫も泥だらけです・・・。
仔猫の体温はかなり下がっており、
このままでは、間違いなく死んでしまいます。
そこで、ストーブとホットカーペット、携帯用カイロを使って
仔猫の体を温め続けました。
脱水症状も起こしていたので、
何とか栄養を摂らせようと、母猫を連れてきましたが、
お乳を吸う力がありません。
そして、母猫の方も、吸う力のない子には
決してお乳を与えようとはしません。
仔猫の体が温まってきた頃、
もう一度母猫に近づけると、お乳を吸い始めました。
母猫も、仔猫を一生懸命なめながら、
お乳を与えています。
あれから2日。
夜だけは、冷えるので我が家にお泊りしていますが、
昼間は外で、力強くお乳を吸っています。
動物が生き抜いていく厳しさを目の前で見て、
食べる力のあるもの、
食べようという意欲のあるものだけが
生き残ることを学びました。
