”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

黄瓜 → キウリ → キュウリ

2010-08-12 11:38:51 | 野菜

庭のキュウリを収穫せずに、そのままにしておいたら、

黄色く色づき、へちまのようになりました。

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普通のキュウリと比べると、大きさの違いがわかります。

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長さは40cmほどあります。

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この黄色く色づいた状態が、キュウリにとって

鳥たちに食べてもらいたい姿なのです。

実際、大昔は黄色く熟したキュウリを食べていました。

キュウリという名前も、「黄瓜」に由来すると言われています。

平安時代に作られた「和名抄」という辞書にも、

「黄瓜」は取り上げられています。

一方、黄色い瓜というと、思い浮かぶのがマクワウリ。

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こちらは、歴史が古く、弥生時代の遺跡から

炭化した種子が見つかっています。

マクワウリの改良が進み、

おいしくて質の高いものが作られるようになると、

キュウリを完熟させてまで食べようとは

誰も思わなくなりました。

しかし、未熟な緑色のキュウリの味が好まれて、

今のように野菜として食べられるようになったのです。

キュウリの生涯を横取りしているのかと思うと、

大切にいただこうという気持ちになfります。

 

コメント
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