”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

かさんぼこ

2010-08-14 12:00:54 | 地域おこし

かさんぼこは、亡くなった人の霊を弔う行事と

稲の害虫を追い払う行事とが混じり合った民俗芸能で、

子供が中心になって行ってきました。

太田川中流域の村々で、盛んに行われていましたが、

今では数えるほどしか残っていません。

私の住む三川地区見取は、そのひとつです。

かさんぼこは、次の3つから成り立っています。

①傘鉾(かさほこ)

 赤い布を垂らした傘鉾は、霊を呼び集め、稲の害虫を追い払うためのもの

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②盆車(ぼんぐるま)

 小太鼓を打つ子供と大太鼓が乗っています。

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③和讃(わさん)

 念仏の事で、口うつしで伝えられてきました。

 初盆のお宅に伺い、亡くなった人を供養します。

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かさんぼこを見ていると、

坂東眞砂子さんの小説の中にいるような気持ちになります。

この貴重な文化財、守り継いでいってほしいです。

コメント
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