記録的な猛暑の今夏を一層盛り上げたオリンピック競技会“北京大会”も残す開催期日、数日となる22日金曜日、昨日の振り替えに御願いした「パワーリハビリ」に出掛ける。
朝夕は涼しく夜は布団無しでは寒さを感じる気候となり、秋も近くなりました。
朝のリハビリ体操中、耳に挟んでいるNHK放送で星野ジヤパン準決勝、韓国戦を11:30分から実況放送を行うと聞き、肩提げバックに携帯ラジオを忍ばせて送迎車に乗り込む。
高校野球、甲子園観戦で日焼けした両腕の皮がケロイド状に剥けてきてかゆみを感じる。
利用者仲間の皆さんから麻痺側の左腕にくっきり残る腕時計の白い肌を不思議そうに尋ねられ返答に窮する。
いい年をした高齢者が直射日光の下に半袖Tシャツ姿がそもそもの間違いの原因、加えて長時間の観戦が血液をドロドロにして「脳梗塞」再発の恐れを家族に注意され、全くの年寄りの冷や水と反省仕切りの今夏の残影です。
6機種9種類の「パワーリハ」を終えて11:30ラジオにスイッチをいれると雑音ばかり、マンションの一階は電波が入らないと聞きガッカリ、しかし食堂のテレビは民間放送の韓国戦を放映しているのを見て喜ぶ、トレーニング室のテレビもスタッフの好意で実況テレビを放映に切り替えて頂き、皆さんと一緒に夢中になる。
戦前、韓国・キューバーに勝たないと金メダルは無いと話をしていた選手と監督、予選でそれぞれに負けながらも準決勝に進出した星野ジャパン、再度韓国には負けないだろと全国の野球フアン、固唾を呑んでテレビ応援に噛り付いた世紀の一戦が始まった。
お盆休み後、一番の手術に予定された21日金曜日時刻9:30分が到来する。
N病院駐車場は狭く何時も入場待機車が列をなす。
左半身不随の身では移動手段に車が欠かせない私は万一の遅刻を恐れて早朝8:00に駐車する。
守衛さんに尋ねると朝7:00に開門、有料に関わらずに一日中混雑状態が続く、警察から車番登録の駐車禁止除外ステッカーの所持する身体障害者は無料扱いにして頂くので非常に助かる。
家内は7:00から手術に備えての種々の医療行為が既に始まり、少々疲れ気味、定時までオープンの休憩室にて待機する。
その後、休憩室には手術予定の家族と思われる幼児を連れた4人グループ、高齢者の親子連れお二人がお見えになり病室へ出入りされ、明らかに2番目、3番目のオペ予定者と思われ一番になった幸運を感謝する。
看護師さんに付き添われて4階のオペ室に向う家内を見送ったのが9:40分、再び11:00まで長い、長い待機の時間が始まる。駐車場に手間取った次女も駆けつけてくれて彼女は病室、私は待合室に無事終了を祈って待つ。11時看護ステーションに長身のS先生が生ゴミを入れたようなビニール袋を持って現れ、私に微笑を持って別室に誘導していただき、次女と二人オペ経過を伺う。ビニール袋の中身は切除された卵巣、親指大の物がボール位に膨らみはち切れそうな状態に驚く。オペは滞りなく進み、問題は無かったと伺い安心する。外見から診た嚢腫は問題は無いようですとのお応えに二人揃って安堵し、お礼を言って4階から降りてくるベッドを待つ。手術の処置は看護師さん二人がかりで処置され、麻酔から目ざまれた様子ですからと部屋へ導かれたのは12時頃、声は擦れ気味ながらベッドから頭を持ち上げる元気な様子にホットする。
7月の市民検診で要検査の診断を受けた家内、総合病院の診断結果、良性の「卵巣嚢腫」を指摘され摘出手術を受けることになる。
告知以来約2ケ月、自分の手術の心配より単身生活を過ごす何一つ出来ない左半身不随の私の為に留守中の日常生活に不便を招かないよう衣・食・住全般手配して本日より入院となる。
朝食は義妹にパンネルのパンを届けるように依頼、昼食は2週間分、焼き飯・お好み焼き等を冷凍食品に作り夕食は介護保険を利用して配食サービスの「中央フード」から届けて貰う等一切の手配をしてくれる。
配食は偶々尋ねてくれたケアマネージャーに相談した際、介護保険に高齢者への食事サービスがあるので手配をしましょうと言われてお願いする。
昼食と夕食とのサービスは当日11:00までの注文、配達は16:30分以降になり、費用は590円で契約する。
今回お世話になるN病院の担当医師から手術前の説明時間を指定され15:30分に伺う。
面談室に現れたスリムな笑顔の女性医師は情報公開の原則に従って手術中最悪の場合を想定した事態を話ししますと言われ、両側卵巣嚢腫摘出手術(処置・検査)説明書に従ってお話しを伺う。
10数分の説明中、予想される合併症の話しに二人とも身が固くなり、先生のご質問はとの問い合わせに我に返る。
手術時間を伺うと1時間~2時間、病理検査は一週間後に判明する。
偶然の検診、紹介された総合病院、更に紹介された専門病院と全て素晴しい出会いが連続した結果、巡り合った担当女性先生に全てを任せて手術を御願いして署名・捺印を行う。
病棟は婦人科手術の待機する患者と術後の患者さんばかりで情報の交換も早く一日前から入らせて貰い良かったと二人安堵する。
一週間に及ぶお盆休み中、孫・家族と一緒に遊び呆け、テレビは高校野球・北京オリンピックに夢中になり、自堕落な集中した時間を持たずにきたが今日第三火曜日はPCボランティア・グループ「こむ・コム塾」の中級クラスの講座日。
久しぶりの緊張感と頭脳訓練を求め、「ぷらざこむ1」入り口左のエレベーターにて2階の私以外は女性ばかりのPC教室に入る。
5年前の「脳梗塞」で右の脳、毛細血管「穿通枝」に血栓が飛び、脳損傷に起因する認知障害を引き起こし、後遺症として左半身不随に陥り、高次脳機能障害を招く。
当初は他人との会話に煩わしさを覚え、自分の意思を述べるにも不便を感じるが「ぷらざこむ1」との出会いで対人関係に少々慣れてきた所にパソコン講座との一期一会が私の人生を前向きに進路展開への大きな指針となりました。
“記憶”をネットで調べると先ず「記銘」し、それを「保持」して、必要なときに「想起」する一連の流れとありました。
2年前にK先生のPC講座を受講した時は最初の段階の「記銘」する事に困惑し、一連の流れが頭に入らず頭痛に取り付かれるも順次一枚一枚暗雲を拭うように理解できる喜びに感動しました。
PC勉強継続の効果が現れ、「利用者運営委員会」事務局の担当、ブログ「ぷらざこむのアルバム」と個人のブログ(片麻痺との二人三脚)の作成も可能となりました。
今後の課題は教えて頂いた操作法を保持して、必要なときに想起することにあります。
13:30分からの講座は講師が作成された資料の地図を描く、既に繰り返し学んだ内容ながら直ぐに頭脳が反応してくれない。
全く操作不能とまでは行かないがポイントを示唆して貰わないと前へ進めない。
最終的には不完全ながら仕上がったのは教室仲間の暖かいご支援と辛抱強くご指導頂くK先生のお陰と感謝の一日でした。
暑い夏のお盆休みが終了して今日からサラリーマンも職場に向う。
福祉コミュニテイ・プラザ「ぷらざこむ1」5日間の夏季休暇が終わり18日(月)から開館する。
低気圧の通過が寒冷前線を刺激して涼しい風が吹き、凌ぎ易い朝を迎える。
「Y接骨院」に7:50分到着、4人目の受付で一週間ぶりに遊び呆けて硬直した左上肢・下肢を揉み解してもらいスッキリする。
高校時代、和歌山県の野球部で活躍したY先生は大好きな高校野球甲子園観戦で私に負けないぐらいに日焼けされ、ベスト4を目指して闘った各チームの戦いぶりに話が盛り上がる。
「ぷらざこむ1」には11:30分到着、既に(財団)(ボラセン)の各受付ボランテイアさんは出勤され活動中、所定のパソコンを使用して「利用者会」宛、受信メールをチエック、8/8の議事録送信を確認するも未着につき担当者に催促のメールを入れる。
三々五々、顔馴染みの各グループのボランティアさんが出勤され、何時もの賑わいが館内に広がっていく。
ギャラリーコーナーは本日から 祖国よ!中国「残留日本人孤児」はいま・・・の写真展が開かれています。
主催はボランティア・グループ「日本語の会」“ともだち”の皆さん、後援は中国残留日本人孤児を支援する兵庫の会、27日までの展示予定です。
前線が西日本に停滞して昨日夕方の集中雨を招き、今朝は雲が広がり、久しぶりに涼しい盆休み最終の日曜日。
孫達は故郷に戻り、老夫婦二人の静寂な生活が戻ってくる。
風が吹き抜けるクーラー無しの居間で第90回全国野球選手権記念大会の第16日準決勝2試合「浦添商ー常葉菊川」「横浜ー大桐蔭」戦を楽しむ。
破壊力発揮の常葉は2回に死球とタイムリーで逆転すると満塁本塁打で9点をあげ9-4で逃げ切る。
13日甲子園球場一塁側内野席で観戦した第二試合(常葉菊川ー広陵)、初回に広陵が猛攻をかけ5点とリードされ、7回まで広陵ペースで試合が進むが常葉はビックイニングをつくり一挙7点をとり逆転勝利する。
今夏の常葉菊川・大桐蔭に共通する打撃力は何処からでも一挙に爆発するとビックイニングをつくる魅力を有している。
球場へ出かけて観戦することは周囲の観客と一体になる臨場感の興奮があるがテレビ観戦は応援席も写してくれるので面白い。
常葉菊川は女学生が学ランを着用しての応援スタイルが勇ましい、第二戦の横浜は6名の男性学ラン姿の応援幹部、アナウンサーの取材要請には“気が散る”からと断る一途さに現在の若者に見られない頑固一徹を感じて頼もしい。
甲子園球場では気がつかなかったがテレビで見る選手の服装に現代のスポーツ衣料技術の進歩が伺える、大桐蔭の選手は首廻りのみのアンダーシャツ、対する横浜は長袖のアンダーシャツを猛暑対策に着用している。
第二戦は戦前の予想どうりに互角の打撃合戦、大桐蔭が優勢に打ち勝ち9対4で明日は常葉菊川と真紅の優勝旗を争う。
甲子園町の実家大広間にに久しぶりの五家族が集まり、孫が中心の会話が弾み、仲々仏壇の部屋に移動しようとしない盛り上がりです。
幼少年時代を振り返っても自宅に親族が沢山集まるのが嬉しく、従兄弟・従姉妹との遊び、ご詠歌の後の西瓜が楽しみであった事が思い出される。
西国三十三所巡礼を巡りご詠歌をあげ、ご先祖に供えるのが供養に最適なれど左半身不随の身では不可能となった現在、仏壇お盆のお参りだけは欠かさないで家族と一緒にお参りさせて頂く。
義姉のそろそろ始めましょうかの掛け声で女性たちが仏間に移り、末男が導師を務め、木魚叩きは3歳孫女児が行い始めたのは16:00。
西国第二番は紀伊国、紀三井寺・・・この寺は後白河法皇の勅願所との記録があり清浄水・吉祥水・楊柳水なる三つの井戸があるに因んで三井の寺と称され、「ふるさとをはるばる ここにきみいでら はなのみやこもちかくならん」と唱える。
10数名の大人が1年に一回のご詠歌を唱えるので中々拍子が合わず、クスクス笑い声が耳に入るが第三番の「父母の恵みも深き粉川寺・・・」で調子が上がり、ご詠歌の内容を理解しながら仏の世界に入り込んでくる。
三歳の孫娘も導師の鉦(カネ)にあわせてリズムがよくなって、三十三番まで休憩無しで唱え上げ、皆さんは大喜び。
暑い、暑い夏のお盆休みが終了して、孫たちは故郷に帰って行く。
正に「孫は来てよし、帰ってよし」の夏休みです。
家族が帰省してくるこの季節、家でゴロゴロしながらテレビを見ての飲食に体がなまってくる。
パワーリハビリの送迎車に8:50分乗車、お盆の今日は流石に利用者は少なく、今日は15名と聞く。
同乗者に半世紀は優に越えられた高齢の御夫婦が二人、ご主人が大正7年、奥様が大正12年生まれの仲の良い素晴しいカップル、お二人の会話、互いの労わりあいの微笑ましいご様子から長い年月を富み重ねた年輪が伺えて私達の目標になります。
一昨日の甲子園野球観戦で両腕の日焼けが酷く、軽症の火傷症状を呈し、皮がつぱっりヒリヒリして困る。
11:00からの近畿勢対決報徳ー大桐蔭のテレビ観戦を皆さんと楽しみにしてレッグエクステンションから取組む、何時もなら両手を重ねる姿勢がとれず、前にダラリと垂らして麻痺足を意識して両足を伸ばして大腿四頭筋を鍛える。
両腕を伸ばす「チエストプレス」は火傷にも関わらずすっきりと麻痺側も含めて綺麗に伸ばすことが出来て安心する。
甲子園球場内野席の固い椅子に6時間あまりも座り続けられた腹筋・背筋は全て4年間に及ぶ「パワーリハ」の訓練のお陰と感謝です。
ベスト4を目指しての2強は報徳のリードで前半を経過するも連戦の近田投手が打ち込まれ逆転負け、残念ながら地元兵庫代表が姿を消す。
家族揃って暑気払いと運動不足補いを兼ねて「尼崎スポーツの森」室内プールへ出掛ける。
室外プール「ウオーターパーク・アラマーゴ」は大型の滑り台に人気が集中して子ども達・親子連れで大変な人出、猛暑の中、駐車場から入り口へ辿り付くのに先ず大仕事の様子。
真夏の室内プール(はばたんアリーナ25)は夏休み中は利用客が少なく家族揃って遊ぶのには最適な穴場、フアミリーコースも混雑は少なく借りきりの有様で悠々家族が水遊びに興ずる。
フアミリーコース内はロープで仕切られ一つはウオーキング、その隣はスイミング専用、一人歩行コースにて歩行訓練に励む。
今日は麻痺側の左足の裏がぴったりプール底に着くように意識して10往復する。
500mウオーキングで汗を流し、隣のスイミングコースに移り、犬掻き・背泳に挑戦、バックストロークは天井の模様を眺めながらゴールの壁に頭をぶつけないように留意して泳ぐ。
プール2回目の3歳女児の孫は左右に浮き袋を着けて貰い声を挙げて喜んでいる。
恐怖心が無いので両足が自然に水に浮いて基本に従った泳法に驚く。
クロールに挑戦、右で4回から5回ストロークしてから左で息継ぎ、左麻痺手が水に漂い左麻痺足が格好だけのバタ足するも体が沈み呼吸が苦しい、2回から3回のストロークで息継ぎに切り替えて25mを泳ぎきる。
ゴールすると麻痺側左足が「こぶらがえり」寸前、プールの底に右足をつけて安心する。
夏の甲子園、第90回全国高等学校野球選手権記念大会第12日はベストエイトを目指して16校の激闘が始まる。
山形から甲子園にあこががれる高一の孫が来阪、早朝から甲子園球場に案内する。
「ぷらざこむ1」のボランティア知人から頂いた入場券は「一塁特別自由席券」、今春改装された内野席は座り易い席で左半身不随の私には都合の良い感じが気に入る。
陰になる大銀傘下の席はバックネット裏から既に高校野球フアンに埋め尽くされ、カンカン照りの席しか空いていないので兎に角二人分の席を見つけ、座っている人の前を横歩きで入るが間隔が狭く相当厳しい姿勢が求められる。
1回戦は星光ー市岐商、席に落ち着いた6回に星光の反撃が始まり4点を取り逆転して5対に2で福島勢が名門を降してベスト8に一番名乗りを上げる。
頭上の太陽から直射日光をまともに受け、汗がボトボト、クーラーに入れてきた冷凍タオルも数分で乾いて、ドリンクも 瞬間に解凍される。
タオルを頭から被り、熱中症を心配して早い目に水分補給を行う。
2回戦は倉敷商ー常葉菊川、初回にいきなり倉敷が5点先取して倉敷ペースと思っていたところ5回に菊川がビッグチャンスをつくり7点、更に8回に4点を加えて大きくリードする倉敷商も最終回に反撃、2点を入れるも時既に遅しで11対9で強豪倉敷が甲子園から姿を消す。
3回戦は智辨和歌山ー駒大岩見沢、内外野席は超満員に膨れ上がり46,000人、打撃合戦となり7回迄3対2でリードされていた智辨がこの回に3本の本塁打を浴びせ打撃の智辨の名を遺憾なく発揮する。