2013 09 28(土)
関東三大不動尊の一つ、埼玉県加須市不動岡2-9-18に鎮座する名刹“真言宗 玉山不動院總願寺”を参詣。(そうがんじ)
この日の午後から“火渡り式”が行われるので、その前に境内伽藍を拝見しました。(境内裏に無料P場有り)
道路に面した境内南面に金色に彩られた山門と二階軒先に掲げられた「玉山」(ぎょくとうさん)の扁額、難しい文字です。
山門軒下に配置された龍・獅子・象彫刻なども全て金色。(鳥害保護ネットが張られています)
山門で仏法を守護するガードマンは仁王像。木彫と思われますが、全身は漆喰のような白く塗られた御姿・・・。
手水舎で怖い形相の吐水龍に威嚇されながら聖水で身を清めます。
山門からの参道を歩むと正面に、本堂にあたる総(總)願寺不動堂。
江戸時代後期の天保年間に建てられた桁行5間・奥行5間の木造社寺建築物。
設計・建築は名匠と謳われた三村家7代目棟梁の三村正利(みむらまさとし・羽生村出身)。
不動堂の前に大きな石灯籠と年代物の青銅製の灯籠。
青銅製灯籠の先端部は相輪では無く、不動尊の宝剣を呑み込む龍の姿、寺宝の倶利迦羅不動剣を模した装飾だそうです。
不動堂(本堂)の軒下・向拝部の彫刻は素晴しい!
細密で豪壮な透かし彫りが至る所に嵌め込まれています。
不動堂の内陣を拝見。
賽銭箱の横におびんずる様が善男善女をお出迎え・・・?
御本尊様は勿論、不動明王像ですが厨子は閉ざされて拝見できません。
不動堂須弥壇の前では本日の「柴燈護摩火渡り式」の勤行が厳かに行われていました。
不動堂壁面を所狭しと覆い尽くす沢山の大絵馬の数々・・・貴重な絵馬が総願寺の歴史を物語っています。
総願寺境内の説明板。
不動堂の次に訪ねたのは隣接して建つ大日堂。先ずは表門にあたる赤門から入山します。
こちらも法要のためか大日堂の前まで車が留め置かれ、撮影の邪魔!
先の3.11大地震で大日堂屋根も損傷し修復中ですが、、屋根棟を飾る龍の漆喰芸術は無傷で輝く美しさ!
唐破風向拝を飾る彫刻も豪華!一見の価値があります。
金色の天蓋が極楽を演出する大日堂の華麗な須弥壇。本尊様(大日如来像)は厨子の中です。
大日堂の天井画は素晴しい!龍画を取り囲む天女は色艶やかな天上絵。
大日堂の四方の欄間も極彩色彫刻で飾られ、内陣に座する人々を極楽浄土の世界に誘うのです。
関東三大不動(玉山総願寺・成田山新勝寺・高幡山金剛寺)の名に恥じずに立派な総願寺、次回も総願寺の諸仏・石碑など御案内します。
2013 10 29(火)記。 前橋市 薄 最高気温 18.8℃ 最低気温 10.5℃
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