2013 09 14(土)
“第4回中之条ビエンナーレ”見物の合間に、中之条町大字伊勢町1002に在する名刹“林昌寺”を参詣。
林昌寺は室町時代後期の文安年間(1444~49年)に長馨(ちょうけい)和尚により天台宗寺院として創建。
改宗の後、現在の正式名は曹洞宗宝満山林昌寺、創建以来長く真田家の庇護・寄進を受け栄えた名刹。
堂々とした構えの山門(元文年間建立)は県の重要文化財に指定。
山門近くには天明3年(1783年)の浅間山大噴火と天明飢饉の慰霊碑「災変受難供養碑」や戦争協力者が反省して建てた「おろかもの之碑」なども見られます。
山門に掲げられた「白雲閣」の扁額。 山門には金剛力士像(仁王像)などの尊像や沢山の閻魔像は凄みが感じられます。
林昌寺は関東九十一薬師霊場の45番札所でもあり、山門裏側の不動明王と並んだ細長い尊像が本尊の宝満薬師如来像です。
また、関東百八地蔵尊霊場の札所でもあるのです。
唐破風の入り口が横にずれ、優美な佇まいを見せる林昌寺本堂は400年以上前の建立。
寺紋に真田家家紋「六連銭」が許され、本堂屋根に飾られています。
本堂前には明和3年に信州高遠の石工が造った宝筺印塔や身代わり地蔵・勝軍地蔵など古石仏が沢山安置されています。
林昌寺本堂内陣、額には「無上尊」。 内陣の欄間を飾る彩色透かし彫刻は必見、須密壇の奥には阿弥陀如来坐像が鎮座。
本堂の格天井には色鮮やかな天井画(武井石艸画伯)、四季折々の草花が丁寧に描かれ本堂内に華を添えています。
本堂内陣に安置された林昌寺縁の高僧木像と夥しい位牌群。 「六連銭」上の尊像は閻魔大王?
小高い境内の一角には貞享元年(1684年)建立の鐘楼があり、その近くに根回り4.7m目通り3.8m樹高16mの枝垂れ桜の古木(町天然記念物)があり、開花時期には桜の名所として大勢の花見客が訪れ、林昌寺境内は活況を呈するそうです。
石造り五重塔は赤穂浪士討ち入りに感銘を受けた村民により建立(元禄15年・1702年)された由。
境内にはこの他にも沢山の石仏・石碑が建てられ、中之条町随一の名刹としての寺勢を誇ります。
林昌寺は小渕敬三元首相の菩提寺でもあり、その墓もあります。
2013 10 22(火)記。 前橋市 最高気温 18.2℃ 最低気温 15.2℃
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