2013 08 31(土)
日本一の恵比寿様が鎮座するという真岡市東郷の大前神社(おおさきじんじゃ)に参拝。
参拝前に、二宮尊徳翁が長年に亘り治水に難儀したという二宮堰(大前堰)が設けられた五行川を見物、二宮尊徳翁の遺徳を偲びます。
五行川に沿って境内が広がる“大前神社”の第三鳥居(享和2年1802年建立の両部鳥居)を通って参拝します。
本殿に続く参道を歩むと左上方に巨大な像が見えてきます。
これが“大前恵比寿神社”が誇る“日本一の恵比寿像”、金色鯉(5m 鯛ではない)を釣り上げてご満悦なお顔の恵比寿様(高さ20m)。
ご尊顔を拝見しているだけでも楽しくなるような恵比寿像です。
この地区では昔から、生きた鯉と共に大前神社に参拝し、鯉に酒を呑ませて五行川に放流すると願いが叶うと言われています。
大恵比寿様の下には金運・開運・幸運を招くという「コイの池」もあります。
縁起の良い事は何でも叶えてくれると言う有り難い鯉神の池。
立派な手水舎で身を清めてから御影石の鳥居をくぐり本殿へ・・・。 「人に迷惑をかけない」大切な心がけです。
煌びやかな装いに荘厳さが漂う権現造の大前神社拝殿。 唐破風を飾るのは華麗な彫刻群。
大前神社は1500年有余の歴史ある延喜式内社、祭神には大国主命と事代主神(恵比寿)を祭ります。
平将門など多くの武将たちが戦勝を祈願し、また二宮尊徳翁も五行川の治水事業にあたり、神社禊(みそぎ)所の籠もり祈念した由緒ある古社。
現在の社殿は豊臣時代の文禄2年(1593年)に再建、彫刻は藤田孫平治部・島田円哲などの名工の作。
拝殿内部はいたってシンプルな佇まい・・・。 天井画には遊弋する鯉なども描かれています。
境内でひと際目を引くのが御神木のスダジイ樹、真岡市の天然記念物に指定された古木。
御神木の左下に建っている大きな額殿を拝見。
額殿には昔からの由緒ある絵馬が沢山奉納されています。
古いので色褪せていますが、大きな絵馬は迫力あり見応え充分。
トラを組み伏せている武将絵馬(加藤清正?)。 元寇の蒙古船に小舟で挑む鎌倉武士の絵馬。
大崎神社本殿。 朱塗りに極彩色の彫刻が鮮やかな本殿。
本殿の軒先を飾る彫刻。が素晴しい。 本殿に祀られている祭神のお使いとされる鯉、鯉に乗った翁は琴高仙人など神域脇を流れる五行川にまつわる伝説の図です。
大崎神社本殿裏には淡島神社・足尾神社・大国魂神社・天満宮など幾多の神々が境内社(九神社)に祭られ厳かな雰囲気です。
境内社群の中に“明眼石”なる奇妙な御神体が在りましたが、眼病に霊験があるのか?それとも、眼前が明るく開け幸運をもたらす霊石なのでしょうか?
日本一の恵比寿像や壮麗な社殿などが霊験新たかな大前神社をぜひ参拝しては如何でしょうか・・・。
2013 10 01(火)記。 前橋市 最高気温 25.9℃ 最低気温 18.2℃
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アントニオ・ガウディ設計の世界遺産“サグラダファミリア大聖堂”の完成予想動画。
飛行機パニックシーンをつなぎ合せたら・・・。