2013 04 13(土)
秋山の枝垂れ桜を見物した後、国道293号線沿いにある珍看板を発見!
腰蓑一つの野蛮人と「ようこそ 原人のふるさと くずう町へ」の色褪せ文字看板。
早速近くの無料P場に車を停め、原人なるものを訪ねてみました。
国道脇の小さな岩山へ登る石段は整備され、「葛生原人出土跡」の標識も立てられています。
石段を30秒くらい登ると、直ぐに石碑のある小広場に到着です。
「葛生原人出土跡」は昭和49年12月14日に佐野市の指定史跡に認定されました。
葛生原人の骨が出土したと云われる洞窟が右上の乱積岩の中に見えます↓。
野次馬根性を発揮して岩肌を注意して登り、原人住居の洞窟と云われる“前河原洞窟”に迫ってみます。
この三角形状の前河原洞窟の中から昭和26年に人骨や動物の骨などが出土し、早大の調査で約50万年前に住んでいた身長149cmの原人の人骨と認定され、葛生原人と名付けられたのです・・・。
高さ4m下幅2m程の三角形状の洞窟は原人が住むには適した環境、野山の動物や近くの秋山川の魚など採って暮らしたのでしょう・・・。
葛生原人については最新の放射性炭素法で調べた結果、出土した骨の年代はは14~15世紀(室町時代)の人骨と判明、動物骨は更に古く縄文時代の骨も混じっているらしいとか。
50万年前の葛生原人は大測定誤差で生じた幻の原人でしたが、古代ロマンの夢を誘う楽しい原人話でした。
2013 05 03(金)記。 前橋市 最高気温 20.2℃ 最低気温 5.8℃
おまけコーナー。
巨大な卵の中身は・・・?
Chinese chicken lays monster egg with another egg inside