2013 04 29(月)
親鸞聖人ゆかりの番神堂参詣の後は石仏の見物です。 場所は柏崎港近くの柏崎市西本町3-2-8.
末広稲荷の前にある鎮座する石仏は“ねまり地蔵尊”と呼ばれる延命地蔵尊。火除け地蔵とも呼ばれ地元の人々に親しまれています。
ねまり地蔵の前に立つ標柱石には漢字で「旧跡 祢満里地蔵尊」の文字。
“ねまり地蔵尊”は舟型光背を背にし、肩から斜めに杓杖を持ち趺座(ふざ)したお姿の尊像。
約3mの高さのキメの粗い溶岩的な自然石(角礫岩)で造られ、江戸時代以前の作と伝えられています。
長生を祈願した後、柏崎市郊外の西山町長嶺713の古刹・西光寺を参詣訪問。
小高い場所に建つ真言宗池上山光寺までの参道には古い石仏・石造が並び、参詣者を暖かく迎えてくれます。
木喰上人が文化2年(1805年)に一週間で彫り上げたと伝えられる薬師如来の守護神“十二神神像”が祭られている、落ち着いた佇まいの西光寺本堂。
突然の参詣でしたので、住職さま不在中で拝見することは出来ずに残念・・・。
「にいがた観光ナビ」のサイトから十二神将の画像を拝借して転載します。福よかな愛らしい尊像です。
住職が何時に戻るか判らないので次なる目的地へ。
細い道を辿って向かったのは「日本最初の石油湧出地」、途中で見た道標石には「左 長岡道 右 やま道」の文字が刻まれ、江戸時代に柏崎と長岡を結ぶ長岡街道だった事を教えてくれます。
目的地の「日本初最初の石油湧出地」前には立派な駐車場が有ります。
石油湧出地は“草生水献上場”(くそうずおんじょうば)と呼ばれ、場所は柏崎市西山町妙法寺字草生水の山間地。
「草生水献上場」の大看板から木立ちが並ぶ緩やかに上る細い小径を辿ると、前方に四阿(あずまや)が・・・。
石油湧出場所(献上場)の四阿横に立てられた献上場の説明板。日本書紀にも記載されているのですから本物です。
天智天皇に燃える水を献上した場所なので献上場(おんじょう場)。
小径を上った四阿の脇にある湿地帯がその「献上場」。白い標識柱が湧き出す地点らしいです。
「石油湧出場所」と記された木柱の下から本当にボコボコと石油交じりの水とガスが湧き出しています。
ここから湧出した石油を都に送ったそうですから、昔はもっと多く湧き出していたのでしょう・・・。
近年まで地元の人達はカヤの穂で石油を集めて灯油や防腐剤などに活用していたそうです。
この場所のある西山町は戦前までは日本三大油田の一つとして、又、田中角栄元首相の生誕地としても有名な地区です。
エネルギー自給率の少ない日本、もっと石油が湧き出れば豊かになれるのに・・・と思いつつ、直ぐ近くの北陸自動車道・西山インターから前橋への帰路へ。
2013 05 24日(金)記。 前橋市 最高気温 29.0℃ 最低気温 13.5℃
おまけコーナー。
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