ツトムさん家の写真日記。

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第785回 柏崎市 番神堂。

2013-05-21 12:00:00 | 旅行

2013 04 29(月)

柏崎市番神海水浴場でのバーベキューで腹を満たした後、海岸の直ぐ上に建つ日蓮聖人縁の“番神堂”を参詣。
左右に立派な石灯篭を備えた番神堂参道、その脇に建てられた「南無妙法蓮華経」の石柱が日蓮宗の寺を物語ります。
  
海抜30mの高台に位置する境内からの景色は抜群、晴れた日には佐渡島も綺麗に展望出来ます。

本堂の手前に設置された手水舎の水盤の浮き彫りにされた龍文様が見事、隣に安置された尊像は「浄行菩薩」様。
  
参道を挟んで手水舎の相向かいに立つのは「道芝や 踏まれながらも 春の色」と詠んだ桑名藩士で俳人だった竹内鬼外の歌碑。

重厚感を漂わせる番神堂(別名は普益殿)を参詣。  番神堂は正式には日蓮宗妙行寺の境外御堂。
 
向拝を飾る鳳凰と龍の透し彫りが躍動感に溢れ見事出来栄え、三階節の一節に「下宿番神堂がよくできた 向拝の仕掛けは 新町宗吉 大手柄」と唄われる名匠・新町(篠田)宗吉の作。

最奥に本尊“三十番神”を祭る番神堂の内陣。          佐渡海峡で激浪に翻弄される日蓮聖人の絵額。
 


堂内には沢山の奉納絵額や日蓮聖人年代絵巻など掲げられ、庶民が見るだけで判りやすく説いています。
 

「立正安国論」での佐渡流罪を赦免され、小舟で柏崎番神岬に着岸した日蓮聖人。「宗門史跡 日蓮聖人着岸の霊地 柏崎 番神堂」絵馬(500円) 
 

番神堂の本堂。 全外壁面に施された欅(ケヤキ)彫刻の美しさに息を呑みました。
明治4年の下宿大火で類焼した番神堂は明治10年に再建、柏崎の名棟梁と謳われた篠田宗吉の作、華麗な彫刻は近郷の原・池山・富彫の3名匠。
  
右画像は「外壁彫刻の中にある蝶を見つけると幸せになる」と言い伝えられるの彫刻。彫刻保護のため張り巡らされた強化ガラスの反射で見付ける事は至難の技
画像は http://park14.wakwak.com/~tokuma/1zatu-sangai1.html 様の“荒波と蝶”から拝借しました。

番神堂裏手の番神岬には日蓮宗開祖・日蓮聖人の銅像が安置され、その近くの崖上には「三十番神」石碑。
 

日蓮ゆかりの番神堂から見た「日蓮聖人着岸の地」,日蓮は寺泊に上陸予定が嵐でこの番神海岸に漂着。
右奥に眼を転じれば東電柏崎刈羽原子力発電所が手の届く指呼の間に・・・。
 

番神堂境内横に建つホテル“岬ひとひら”から展望した柏崎港と左奥の原発と白い建築物は柏崎市中心部。



次回は「ねまり地蔵」と日本最初の石油湧出地「献上場」。


2013 05 21(火)記。    前橋市     最高気温 30.0℃    最低気温 18.3℃


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ネットで話題を呼んだ30の心霊写真。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52128262.html

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