2013 01 01(火・元旦)
平成25年の1月1日、前橋市から大胡町経由で赤城山中腹に鎮座する"赤城神社本宮”(三夜沢地区、上野国[群馬県]二の宮)へ初詣に向かいましたが、赤城神社手前の約500mから大渋滞。
車窓から御神体である赤城山を遥拝した後、赤城神社の里宮にあたる“二之宮赤城神社”へ参拝所を変更です。
延喜式内社・上野国十二社“二之宮赤城神社”の位置は前橋市二の宮町886.
12時20分に神社駐車場に到着、最上部の笠木に黒色屋根を戴く珍しい中山鳥居と周囲の石碑など拝見。
戦勝祝いに建てた「日露戦役記念碑」や昭和の敗戦後に建てられた「平和祈念の碑」なども見らる。
前橋市重要文化財の梵鐘(元和9年・1623年造)を吊るした鐘楼を横目に杉木立に囲まれた長い参道が続きます。
江戸時代までは神仏習合で赤城山神宮寺とも呼ばれ、境内には寺の名残が多く点在します。
参道から神域境内へは朱塗りの「神代橋」を渡ります。 橋の右脇に置かれていたのは昔し使用された石の太鼓橋の一部。
神代橋を渡ると“神門”(随神門)、門の右脇に1mほどの神名石柱、天照大神・埴安姫命・少彦名命・大己貴命・倉稲魂神などの名が刻まれています。
神門内の左右には二体の随神(身)様. お寺の山門で警護する仁王様と同じ役目なのでしょう。
向って左は櫛石(岩)窓神(くしいわまど)、右は豊石(岩)窓神(とよいわまど)。
神門をくぐると正面に“赤城神社拝殿”、元日の初詣客の少ない時を狙って撮影しました。
拝殿上に掲げられた「二宮赤城神社」の扁額。
御祭神としては大己貴命や大物主命など多数の神が祭られています。
内部には正月のお供え物が並べられ華やいだ雰囲気・・・。
拝殿内には前橋城主・酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)公などが奉納した絵馬があります。
二之宮赤城神社で鎌倉時代から舞われる「式三番叟」を描いた奉納絵額。
前橋藩主・酒井雅楽頭(うたのかみ)忠清の奉納になる一対の絵馬。
大胡城主・牧野駿河守忠成が大阪夏の陣での戦勝祈願で奉納した絵馬。
拝殿には見応えがある絵馬や算額など奉納されています。
赤城神社本殿は大きな覆屋根の下で風雨から保護されています。
境内には様々な社・祠などが建っています。
茅葺き屋根は神興社(神仏習合時代は十二天社と呼ばれた)。 茅葺き屋根を赤いトタンで覆った日枝社。
左から収蔵庫、中央は神楽殿、右は舞台殿。 神楽殿では初春奉納神楽が舞われていました。
神楽殿では太々神楽・雅楽・式三番叟などが演じられ、厳かな舞やオカメ・ヒョットコが登場するおどけた演目もあります。
“二之宮赤城神社”の境内に鎮座する摂社・末社。
学問の神様“天満宮”とか火防の神様“秋葉神社”なども境内社です。
社殿後方には夥しい数の石碑や境内社の石祠などもあります。 “二の宮赤城神社宝塔”は文化財に指定されています。
かなりの年代物で風化劣化が著しい石碑なども境内の各所に置かれています。
文化財指定の「塔心礎跡」、神仏習合時代の仏塔の中心礎石。 地上露出面は餅つきの石臼を大きくした形状の礎石です。
絵馬・御守りなどの縁起物を求める参拝客も多く、正月ならではの賑わいです。
元旦の爽やかな陽差しを浴び、厳かな由緒正しい“二之宮赤城神社”を参拝し、愛読者皆様の御健勝を祈念致しました。
二之宮赤城神社の由緒などの詳細は ⇒ ここクリック。
2013 01 04(金)記。 前橋市 最高気温 4.5℃ 最低気温 -2.4℃
おまけコーナー。
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