2008 08 02(土)
桐生市の夏を彩る“桐生八木節まつり”が8月1~3日に開催されました。
桐生八木節祭りは桐生祇園祭とも呼ばれ、今年で45回目を迎えます。
桐生市の奥庭にあたる水道山の中腹に建つ“大川美術館”(入館料800円)を訪ねた後、市街地に出て“第45回 八木節まつり”を見物。
JR桐生駅前の末広町通りや本町通りには七夕飾りが立てられ、八木節祭りとダブルの賑いを見せていました。
通りの両側には沢山の露店が並び商いが盛んな様子・・・。
前方から威勢の良い若衆に担がれた神輿が神輿渡御して御旅所に到着するところでした。
お神輿に続いて山車の町内巡航が行われていました。
明治8年(1875年)に建造された四丁目鉾(山車)は高さ9.2mもあります。
立派な山車の上部には“素盞鳴尊”の山車人形が・・・。
着ている人形衣装は桐生織物を使用して133年ぶりに復元したそうです。
真迫の人形は浅草の生人形師と謳われた“松本喜三郎”の作品です。
逆手に剣を持った荒々しい形相の姿が見上げる人を圧倒します。
可愛いお嬢様たちが曳くのは“翁鉾”と言われる高さ9mの三丁目山車鉾です。
翁鉾は江戸時代の文久2年(1862年)に完成した江戸型山車。
豪華な龍透かし彫りが目を奪います。 翁人形は名人形師・和泉屋勝五郎の作と云われています。
豪華な山車鉾を見物してから桐生市の繁華街を散策。
通りの至る所でイベントが催され見物人を飽きさせません。
朱雀連の演じる阿波踊りは大人も子供も息がピタリと合って見応えがありました。
朱雀男連の阿波踊りは激しくもひょうきんな仕草で観客を魅了しています。
気温33℃の炎天下、躍動感ある素晴しい阿波踊りを有難う・・・!
桐生八木節祭りの“阿波踊り”動画をお楽しみ下さい。
2008 桐生八木節祭 1 阿波踊り
夕方からは路上での八木節大会の前に、様々なイベントが行われていました。
群馬テレビで生中継するとかで綺麗なお姉さんがレポーター役です。
八木節に一節にある「♪四角四面の櫓の上でェ~音頭取るとはお恐れながら~」の四角櫓の前では洋風ダンスのフラメンコ!!
日頃の練習の成果をここの路上ライブで発揮するのです。
“桐生八木節まつり”でのフラメンコ動画もご覧下さい。
2008 桐生八木節祭 2 フラメンコ
夜の7時から“桐生八木節まつり”のメインイベント八木節大会です。
通りのあちこちに設えられたステージでは「♪ちょいと出ました三角野郎が~」と渋い唄声を張り上げ、櫓の周りは踊り子の文字通りの熱演が続きます。
本格的な八木節と踊りを動画でお楽しみ下さい。
2008 桐生八木節祭 3 八木節
四角四面の櫓の上では笛に酒樽で調子音頭をとって、日頃自慢のノドをご披露”!
桐生市内の辻々で八木節の踊り輪ができ、夜の更けるのも忘れて賑やかに八木節踊りを楽しんでいました。
翌日の3日(日)が“桐生八木節まつり”の本番の日です。
八木節コンテストやまゆ玉ころがしなど盛り沢山のイベントが行われるそうです。
桐生の夏の風物詩“桐生八木節まつり”をお訪ね下さい。
2008 08 04(月)記。 前橋夕方 最高気温34℃