6月2日(土) 弥彦神社参拝の後、車で弥彦山見物。
すっかり田植えの終わった越後平野の田園地帯を見ながら名山・弥彦山(国土地理院標高634m[638mの異説も])へ。
弥彦山は日本海の海岸から突如聳え立つ秀麗な山容ですが、深田久弥著「日本百名山」には入らず、後書きで「名山だが絶対的な標高が足りなかった」と述懐しています。
農道脇の秋に刈り取った稲を架けて干す稲架木(はさ木・はざ木)並木が越後特有の風景を醸していました。
空撮の弥彦山の彼方に佐渡島が望めます。
車は平野部から弥彦山スカイラインに入って上り坂を一気に頂上へGO~!
スカイライン途中で突然出現する大きな金ピカ観音にはビックリです。(観音寺)
弥彦山頂上近くにはハンググライダー場があり、晴天の日本海めがけて羽ばたいています。 鳥人間の気分で気持ち良さそ~~!
弥彦スカイライン頂上の無料駐車場に車を止めて、記念写真をハイ、パチリ!
後ろの山は多宝山(標高633.8m)で弥彦山と同じ高さの双耳峰です。
喉を潤す清水の代わりに越後名物・コシヒカリアイスをGET!(250円)
山頂駐車場そばにはパノラマタワーという回転しながら上下する乗り物がありますが、600円は高いのでご遠慮!
隣のクライミングカー(傾斜式エレベーター・往復300円)で山頂近くまで一気に登りました。
山頂の弥彦神社・奥社に行くにはこちらが便利です。
クライミングカーは50度の傾斜角でスリル満点の急斜面を登って山頂駅へ。(全長60m)
横ではパノラマタワーがノンビリ上下。 逆光でキラキラ光る日本海の向うには佐渡島。
クライミングカー山頂駅から弥彦神社・奥宮までは整備された気楽な散歩道。
弥彦山頂にはTV局のアンテナが所狭しと林立しています。
神聖な御神体の山とは思えない光景ですね。
山頂までの遊歩道には美しい花が咲き乱れて・・。(花名は谷空木[タニウツギ]・すいかずら科・田植え時期に開花するので、別名「田植え花」「早乙女花」 深津様談)
山頂駅から10分程で山頂の鳥居と社務所に到着。
石の鳥居には「御神廟」の扁額が架けられていました。
弥彦山頂石と弥彦神社・奥宮(御神廟)。
弥彦山最高地点は奥宮の中のこんもりとした小さな古墳状の場所、神域なので入れません。
弥彦山頂から内陸部の燕三条方面を撮りました。真下の集落が弥彦神社のある弥彦村。
右側奥を望遠で撮る(下画像)と「分水おいらん道中」(クリック。)で有名な分水町と信濃川が見えます。
霞んでいますが、寺泊・出雲崎方面で右は白砂青松の日本海。
下は寺泊漁港と思います。 観光バスが必ず訪れる寺泊鮮魚センター(魚のアメ横)が中央左に見えますが・・・。
手前の川は信濃川・大河津分水路[放水路](クリック。)です。
山頂に据え付けられた方位石盤。
方向が子丑寅・・・の十二支って面白いですね、弥彦山の歴史を感じさせます。
佐渡海峡を挟んで佐渡島が薄っすらと望めました。佐渡島の右端は姫崎。
クライミングカー山頂駅屋上から見下ろした弥彦山ロープウェイ山頂駅。(弥彦神社の横に山麓駅。)
下に見える駐車場への帰りもクライミングカーのお世話になりました。
弥彦山は越後平野・日本海・佐渡と360度の眺望を誇る天下の名山です。
麓の由緒ある弥彦神社と共に一度は観光に行かれることをお奨め致します。
次回は良寛和尚縁の国上寺・五合庵。
2007 06 15(金)記。 前橋市 最古気温28℃。
(拝借画像に感謝!)