10月14日(土) 埼玉県・川越市の川越祭り。
ご存知の様に、川越は古い昔しの建物を多く残している、江戸時代の風情たっぷりの町です。(川越藩17万石)
代表的な建築物では春日の局で名高い“喜多院”や“本丸御殿”“時の鐘”“蔵造り町並”など有り、江戸の面影が沢山残っていて別名「小江戸」と呼ばれています。
川越祭りは「川越・氷川神社」の秋季例大祭(神幸祭)として行われるお祭りで、華やかな山車が勢揃いし、「関東三大祭」の一つとして有名。
川越祭りは10月14日・15日の両日に亘って開催される豪華な山車絵巻が見所と言えるでしょう。
特に14日の“宵山”は祭りの圧巻で、街角に数台の山車が集まって、互いにお囃子合戦(曳っかわせ)を繰り広げられます。
昔はお囃子の“曳っかわせ”で負けた山車が相手の山車に道を譲ったそうです。
現在の”曳っかわせ”では勝負なしの儀礼囃子で、山車はそれそれ別方向に向かいます。
無用な争いで遺恨を残さ無いようにした智恵でしょうね。
高速道の川越インターで下り、直ぐに川越市街地に到着。
各学校が臨時駐車場になっていましたが、なるべく祭り会場の近くにと思って、”札の辻”そばのお寺に無断駐車して祭り行きです。
午後3時半頃から歩いて川越の町並みを見物。
一昨年にも川越見物に来ていたので、道に迷うことなく山車を見て廻れました。
それにしても沢山の見物客ですね!
小江戸と云われる古い町並みと川越祭りの見物に!
東京から近い立地条件も多くの客を呼んでいるのでしょうか?
所々にあるお祭り広場ではいろんなイベントが開かれていました。
駐車した“札の辻”の近くのでは右肩に緋ちりめんに黄八丈姿の祭り先導役・手古舞衆に突然出会いドッキリ。
また、祭り会館広場では新設舞台で「新藤間流」の日本舞踊など、踊りの艶姿をご披露していました。
混雑する人ごみの中を歩いて山車の追っかけです。
山車最上部の人形は障害物がある時は内部に下ろせます。昔、川越城の城門を入る時に引っかからない様に昇降式に。(左写真は龍神人形を下ろした状態、白いおかめがおどけて踊っています。)
華麗な山車と共に歩いて街中の川越ランドマーク“時の鐘”(鐘楼)も見物。
川越と云えば「芋」ですね。 江戸時代の江戸でさつま芋のことは「十三里」と云ったそうです。 それはさつま芋の名産地・川越が江戸・日本橋から十三里の距離に由来する。
以前食べて美味しかった「紫いも饅頭」を作っていた菓子屋横丁近くの店がお祭り参加で臨時休業。仕方なしに「紫いもソフト」を食べて我慢です。
あちこち廻って日も暮れて疲れたので夕食タイムにしました。
川越の食事では川魚料理が有名。川魚の代表は”うなぎ”ですね。少し贅沢しての鰻重を頂きました。
お祭りで早仕舞いするとかで、6時過ぎには閉店ですが小一時間お座敷で休めたので疲労も回復。 さて、川越祭りの夜の部へ・・・。
札の辻交差点から南へ続く一番街通りには勢子に曳かれた豪華な山車の巡行が見られます。
黒や朱色の漆で彩色され、更に金箔で鮮やかに飾られた絢爛豪華な山車が沢山の提灯でライトアップされていました。
余談ですが、川越祭りの江戸系川越山車は明治26年の川越大火であらかた消失、その後江戸時代以上に豪華な山車が再建されたそうです。
山車の装置も新たに加えられ、台車の上の舞台が360度回転できるなど改良されました。
江戸時代にお祭りの主役が山車から神輿に代りましたが、川越祭りの山車は江戸・山王祭・神田祭の初期形式を受け継だ山車を忠実に守っています。
この川越祭りは「川越氷川祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。
次回は川越祭りの夜ハイライトの曳っかわせ(囃子合戦)です。
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