9月10日(日) 瀬波温泉から10分程で村上市内に到着。
「村上・屏風祭り」には時間が早過ぎたので、日本海側の大動脈 JR羽越本線・村上駅付近をウロウロ。
駅前には灯台だか、常夜灯だか、瀬波源泉塔だか意味不明の駅前ランドマークがポツンと立っていました。中には村上祭りの山車の車輪。
その近くのタクシー駐車場には、村上の作曲家・大和田愛羅(あいら)氏の作曲した「♪ 今は山中、今は浜、今は鉄橋渡るぞと・・・♬」と歌う小学唱歌「汽車」の大きな石製の歌碑があります。
大和田氏は幼少期より村上で育った、縁の深い郷土の偉人。
次に、JR村上駅近くの“村上堆朱工芸館”に入ってみました。
新潟・村上と言えば“堆朱”と“三面川の鮭”が特に有名です。
最近はプラスティック製品の氾濫で、“堆朱”(ついしゅ)と云ってもピンと来ない人が多いですが、日本の漆工芸の極致と云って過言では無いと思います。
“村上堆朱工芸館”では堆朱の木地作りから、漆塗り、磨きまで順番に見学出来ます。
埃(ほこり)が付着しない様に見学通路はガラス貼りで、撮影禁止。
木地に模様を彫って、漆を塗って、磨いて、又彫り直して、塗って・・の繰り返し、気の遠くなる様な作業です。
雪国の人の我慢強さが無ければ出来ない芸術品ですね。
村上・堆朱工芸の芸術品をご覧下さい。
基本的には朱色の漆を塗って作り上げたのが堆朱(ついしゅ)です。
細かい模様が漆で目詰まりしないように、何回にも彫っては塗るそうです。
朱色ではなく、黒漆を塗って出来たものは「堆黒」(ついこく)と云います。
昔の殿様のお駕籠も総堆黒です。値の付けられない程との事
展示品は立派な漆芸術品ばかりで驚きました。
村上市方面に出かけたら、一度は“堆朱工芸館”に寄って見ては如何でしょう。 眼の保養になりますよ。
(村上堆朱工芸館の売店には堆朱・堆黒の食器・装飾品から食品・菓子まで、何でもあります。鮭の旨煮がGOODでした。)
「村上・屏風祭り」は次回にUpします。
2006 09 21(木)記。 前橋市 暑いが爽やか 28℃
9月21日 世界アルツハイマー・デー(ボケの日) 国際平和デー
数々の事件をリークしてきた、超有名blog“きっこの日記”にタカ派abe新総理の記事が出ていました。非常に参考になります、ぜひお読み下さい。