昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(250)戦後レジームからの脱却

2013-09-13 04:22:37 | なるほどと思う日々
 オリンピック2020東京招致を成功させて、このところアベノミクスは順調に推移している。
 
 
 オリンピック2020東京決定は第4の矢として、第3の矢、民間投資、成長戦略の後押しとなることは間違いないが、むしろ国民に与える精神的な効果が大きいだろう。
 消費税増税も予定通り行えそうだ。

 ただ、安倍首相の本来の願いである<戦後レジーム>からの脱却は難しそうである。
 
 憲法改正をもくろみ戦後の自虐史観から脱却、あるべき日本の自立した姿を期待するものではあるが、戦勝五大国米英仏露中による国連秩序支配の現実を変えるのは並大抵のことではない。
 安倍氏の登場にいち早く中韓が反応し、歴史認識を振りかざし、台頭しようとする日本を強行に押さえにかかっている。
 のみならず、同盟国アメリカのオバマ大統領の安倍首相に対する対応もそっけなかった。
 
 その辺を痛く認識したかどうか、安倍首相の<戦後レジームからの脱却>、<憲法改正>に関する発言がこのところ姿を消しつつある。
 戦後の平和日本の政治家のしたたかさに思いを馳せているのだろうか?
 先ずは経済を発展させて力をつけることが先決である。
 折から、シリア化学兵器問題への対応で、力を誇示する強硬な姿勢を示していたアメリカも珍しく軟化しだしてきている。
 
 
 政治は理想を掲げることも必要だが、現実的に対応することが最優先に求められるのだ。
 その点安倍首相は今のところ賢明な道を歩んでいると評価したい。

 大阪・淀川で、大人も子どもも入り乱れて大ちゃんばら合戦が行われた。
 
 姉川の合戦を模して、敵の大将が付けた風船を割って勝負が決する。
 こんな戦いなら楽しいね。