町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

思春期の医療福祉

2022年03月22日 | 活動日誌
本日は所属する健康福祉常任委員会に出席。議案審査を終えて、市民相談の対応をしました。相談を受けてきた中に、子宮頚がんワクチン接種の積極的勧奨を控えてきた期間に接種時期が定期接種時期と重なった対象者のワクチン接種の実施がありましたが、6月補正予算での無料接種の予算の確保と対象者が明らかにされました。

都議選公明党では、都内各自治体が実施主体となるウィッグの購入者に対する助成の実現に向けた取り組みを進めています。先日、町田市での実現に向けて、以前、お子さんがウィッグ利用し、ご相談をいただいた方に取材をしました。

ウィッグはネットで販売されている安価なものもありますが、日常生活での動きに耐えられるものとなると、やはりオーダーメイドが適しているようです。医療用だと20万/台以上、一般のものでは50万/台以上はかかるとのこと。もしかしたら、もっと高いよと言われる方もいるかもしれません。成長期にある子どもは、それに合わせて新たに作る必要がありますので家計での負担はかなり大きなものとなります。

脱毛の原因がわからず、治療法がないことも、本人や家族にとって精神的な負担となっていることがわかりました。年齢的になかなか友人にも打ち明けられずに、時には引きこもる生活を繰り返してきました。免疫疾患によるものなのか、精神的なものなのか、様々な可能性を模索して多くの医療機関に足を運びました。難しい年代に寄り添ってくれる医療機関が身近にあったらと保護者の方はお話されていました。また、同じような症状を抱えた人との交流を持つ機会がなかったことも、思い悩む日々を脱することができない要因だったようです。

人前に出ることや一緒に行動することにも抵抗を感じながら成長期を過ごしてきたことを考えると教育や福祉がもっと手を差し伸べるべき課題も多かったのではないかと思います。
思春期特有の発育や悩みに対応した医療や福祉と連携し、当事者やご家族に寄り添った相談体制の必要性を強く感じました。町田市では、教育センターの複合化を進めていますが、子ども発達センターを複合施設として整備していく計画です。また、町田市では児童相談所の誘致にも取り組んでいます。思春期への対応を進めることで、より切れ目のない、また、きめ細かい相談、そして教育や福祉、医療の体制ができるのではないかと思います。