マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

青函連絡船(船内)

2021-07-04 22:34:00 | 船舶・飛行機
青函連絡船(船内)


前記事で青函連絡船「羊蹄丸」をご紹介したところ、金町のHさんから船内の様子を撮った貴重な写真が送られてきましたので、予定を変更してご紹介させていただこうと思います。


※撮影は、昭和48年12月26日だそうです。



桟橋にて

確か青函連絡船の桟橋は2段になっていて、上段がグリーン席及び寝台、下段が普通席及びカーペット席で差別化されていたと記憶しています。
長距離列車が青森に着くと、改札口とは反対の青函連絡船乗り場に向かって全速力で走る「連絡船ダッシュ」も風物詩となっていました。

私は5往復乗っていますが、カーペット席は飲み物や吸い殻入れをこぼした跡が汚くて嫌だったので普通座席を好んで使用していました。カレーライスを喰って夜行便に乗ると嵐に遭って船酔いするというジンクスがありました。



船内弁当売り場

良く撮ってましたね。
私も青函連絡船の廃止に近い頃に乗っていますが、平常時は勿論それほど興味はありませんでしたし、最後の頃はにわか連絡船オタクでごった返していたので、写真になど撮る気もなかったと思います。食堂も営業していましたし、弁当売り場があった記憶もありません。
とにかく船酔いするのが嫌で動かない人だったんでしょうね。



旅客案内&切符売り場

大きな船だからこそできる芸当ですね。船内で指定券まで発売しており、青森や函館からの切符が手配できるのは便利だったと思います。
私自身は基本的に貧乏旅行しかしませんでしたので、指定は買ったことないですね。「ゆうづる」「はくつる」にも乗ったことがあるんですが、当時は連絡船の中で購入するという意識はありませんでした。
窓口の向かって左に郵便ポストまであります。電報まで受付とは凄いですね。ここで投函された郵便は連絡船内での消印とかになったんでしょうかね?
今考えると、非常にアメージングな乗り物だったんですね。
ところで、窓口氏は杉下右京さんでしょうか?


いつも提供を受けている写真を拝見すると、時代を記録されているなぁ~とため息が出ます。私の人生で一番欠如していたところですね。昔はとにかく写真代の負担が大きかったので、貧乏性が板についてしまったようです。今もってこのスタンスは変わっていないかな。

いつも貴重な写真をありがとうございます。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (金町のH)
2021-07-05 22:48:59
勝手に送りつけた写真ですか、使っていただきましてありがとうございます。
バリバリの「SLマニア」でしたが、駅の情景や利用客の様子なども撮っていました。
当時に思いを馳せるのに多少ともお役にたてれば、うれしいです。
そうですね。船内には何でもあって、乗って往復してれば家代わりになるかなとか思ってました。シャワーは毎回使いました。
連絡船が着いた青森では「八甲田レース」でしたね。
古い記憶を思い出すことは、脳の血流を増加させ、認知症予防にもなるらしいです。
何よりも楽しいですしね。
また、「押し売り」します(笑)。
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Unknown (キハ181つばさ)
2021-07-07 23:00:24
金町のH様
また懐かしい写真をありがとうございました。
連絡船には往復で10回乗っていますが、最後の頃のフィーバー状態以外は閑散としていたイメージが強く、印象深いのは季節風の大荒れでゲロゲロな状態に2回遭った記憶が強く、それ以外はあまり印象が残っていません。もちろん、船内で写真を撮るなんて発想がなく、感性が貧困だったんでしょうね。
シャワーは1回だけ浴びた記憶がありますが、後のロビーカーと違ってかなりゆっくり使えて値段も安かったような気がします。大きい船ならではと言ったところ。
この年まで生きてしまうと今から時代を残そうという気もなく、社会人になってから嫌っていた駅撮り写真にみる「昭和」の光景に思いを馳せるくらいになってしまいました。そんな回顧もこのブログを始めて改めて認識できたくらいで、これを趣味の1つに選んで本当に良かったと思います。
また関連写真を楽しみにしています。
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