マル鉄・鉄道写真館

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国鉄 直流型電気機関車:EF5841・46・56・83

2016-11-19 03:51:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:EF5841・46・56・83


EF58シリーズ、今回は41号機、46号機、56号機、そして83号機をセットで。


関西のEF58と言えば、宮原機関区。その他に竜華や西日本では広島が配置区として有名で、最終的にEF62へのバトンタッチを睨んで下関区へ集約されたカマもいました。



昭和52年頃 田町駅にて EF5841牽引 急行「銀河」回送列車

20系寝台客車を使用した上り急行「銀河」の品川客車区への入区回送列車です。
この当時は、東京駅に到着したブルトレはすべて機回しを行い、牽引してきた機関車が品川区へまで回送を牽引しました。
上越仕様で新製された41号機ですが、ツララ切りが撤去されながらもホイッスルカバーが残存したため、非常に違和感のある形態でした。



昭和52年頃 品川駅にて EF5846牽引 荷35レ車

こちらは46号機です。
東海道ではあまりにも有名であった重連運用の荷物列車。次位は1号機でした。



昭和57年10月6日 名古屋駅にて EF5846牽引 荷物列車

こちらも偶然2度目の遭遇となった46号機。
41号機と経緯がほとんど同じだったらしく、やはり上越仕様が解除され、大型のホイッスルカバーが目立つ形態でした。



昭和55年頃 田町駅付近にて EF5856牽引 荷物列車

こちらは56号機で、当初配置が東京機関区であり、前述の2両とは全く異なった経緯となります。
上越仕様になったことはなく、ただの白Hゴム車と言った感じでした。
今は無き、汐留行きの荷物列車です。



昭和53年8月5日 真鶴~根府川間にて EF5883牽引 上り急行「銀河」

83号機牽引の急行「銀河」で、撮影場所は当時全国的に名を馳せた白糸川橋梁です。
この頃の急行「銀河」は、旧「銀河2号」と同時間帯のスジを走っていたため、首都圏で明るい時間に撮影できる唯一のEF58+20系でした。当時はEF58に興味があったわけでもないので、むしろ20系客車に着目していたと思います。
83号機は、この写真を撮った1年後に廃車になっており、EF58の中でも最も廃車が早かった車両です。


41号機

昭和27年 8月 2日 東芝製 当初配置は高崎第二機関区
            宮原転属後にツララ切りの撤去
昭和55年12月26日 廃車


46号機

昭和27年10月 8日 日立製 当初配置は長岡第二機関区配置
            宮原転属後にツララ切りの撤去
昭和58年 1月29日 廃車


56号機

昭和28年 3月27日 東芝製 当初配置は東京機関区
            最後は下関区へ転属しEF62と交代するまで荷物列車を牽引した


83号機

昭和30年 3月10日 川崎車両製 当初配置は沼津機関区
昭和54年 9月20日 廃車