マル鉄・鉄道写真館

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DD51ディーゼル機関車:総武本線編

2011-12-17 00:30:00 | 国鉄・JRディーゼル機関車
DD51ディーゼル機関車:総武本線編


DD51と言えば、SL引退後における主要非電化幹線の重責を担うディーゼル機関車として活躍して活躍しておりましたが、総武本線では、全線が電化された後も長らく残され、殊に貨物列車や臨時客車列車の牽引にあっては。電気機関車の方がむしろ珍しかったような印象があります。

今回は、あまり撮影枚数がないのですが、総武線関係のDD51をご紹介いたします。



昭和55年頃 総武本線 佐倉駅にて DD51691ほか重連単機



昭和56年9月 成田線 成田駅?にて DD51898ほか重連とDE10573

房総の貨物列車と言えば、鹿島関係と成田のジェット燃料輸送、そして、東京湾岸の石油関係が主たるところでしたが、国鉄時代は電気機関車の入線が殆どなく、全線電化後も専らDD51やDE10が牽引に当たっていました。詳しくは知りませんが、非電化時代から続く組合関係が大きく作用していたのではないかと個人的に思っています。

房総関係の写真撮影は大体が錦糸町だったのですが、高校生になって大回り乗車を何回かしたときに、東金線から総武本線を通って成田線に抜けるルートを使用したことがありました。せいぜい3回くらいだったと思いますけど。

この2枚の写真もその接続待ちの間に撮影したと思われます。800番代は現役車がいますが、さすがに600番代はその番号の大きさとは裏腹に初期車ですので、59・2貨物大合理化以降は急速に姿を消してしまいしまいました。



昭和56年12月 平井駅にて DD51625牽引 小名木川行きコンテナ貨物


現在もレール運搬専用路線みたいに残る総武本線越中島支線ですが、かつては途中の小名木川駅で比較的規模の大きいコンテナ扱いが行われていました。
近くに江東区立の体育館があり、高校時代は友人の名を借りてバレーボールの練習に通ったものです。

その体育館の直ぐ手前に小名木川駅があり、時折この駅前に掛かる古~い小名木川の橋梁をコンテナ貨物が渡っていくところに出くわしました。ただ、当時はあまり貨物列車に興味は無く、まして全国的にどこにでもいるようなDD51とか、個性の無いコンテナ列車なんてどうでも良かったんです。だから、この路線の貨物列車の写真なんて1枚も撮った記憶はありませんでした。

しかし、時は流れて貨物の大合理化が始まり、小名木川駅もいつの間にか廃止され、もちろん、この支線にコンテナ列車もDD51型も走ることはなくなってしまいました。鉄道遺産にもなりそうな古い橋梁と、コンテナを牽いてゆっくりと橋を渡るDD51。あのシーンを撮っていなかったこと・・・悔やんでも悔やみきれません。

そんな中、平井駅で撮った小名木川貨物の列車写真が出てきました。妙にコントラストが強くて怪しい仕上がりになってしまいましたが、紛れも無く総武線平井駅にて撮影した小名木川行きの貨物列車です。

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