ヤバイって思ってたのよ、何しでかすかわからん乱暴者!
まさか、殴り込みかけるなんてなぁ、それも助っ人でって、そこまでの奴とは思わなかった。
だって、商売人上がりで、何かって言うとディールだ、取引だ!っての口癖にしてる男だぜ。
血を見るのは嫌い、諍い仲介してノーベル平和賞もらうんだっとかって騒いでた奴だぜ。
身内ファースト、落ち目の組をかつての偉大な名跡に押し戻すんだって、息まいてた組長だぜ。
舎弟の乱暴狼藉諫めるどころか、一緒になってヒットマン何人も放つなんて、思いもよらなかったぜ。

しかも狙ったのが、核関連施設って相手の急所だって!
うーん、ますますヤバイ!

そう言えば、最近、組の親分じゃ我慢できなくって、世界を支配する帝王・キングになる気満々だったからな、身内の武闘派謁見したりして。万能感を実地に試したくなったんだろうぜ。
こりゃ困ったもんだぜ、遠縁の下っ端組織としちゃ、一気に抗争の真っ只中に引きずり込まれちまったんだからな。ヒットマンの出撃も飛び道具の攻撃も、うちら弱小組織が関わってるらしいじゃねえか、出立の基地提供したりして。
さっさとなんとかしねえと、こっちの命運が尽きることになりそうだぜ。
なんせ、すぐお隣さんにゃ、対立有力組織が睨みきかせているからな、殴り込みのとばっちりで、こっが叩かれないとも限らない。
王様気取りの親分には、盃返すわけにゃいかんだろうが、そっと距離を置いて末席のそのまた端に席を控えることだな。
それと、お隣さんとはこれまでの疎遠を詫びつつ友好関係を築いて行く。もちろん、相手を刺激しちゃなんねえぞ。
はじきとか匕首とか買い込んだりしちゃ絶対ダメだ。武器買い込めば、やろう!敵対姿勢を示すのか、ってお怒り買っちゃうからな。
今回襲撃の対象となった急所、核関連施設てのも早急に始末していくことだ。いつまでも再処理なんて危ねえ技術抱え込んでねえでさ。
なんたって、こっちの組はヤバイしのぎにゃ極力手を染めず、堅気さんの稼業でここまで過ごして来たんだ、今さら、半グレみたいに突っ張って喧嘩吹っ掛けちゃなんねえんだぜ。
さぁ、サイは投げられちまっちたんだ、よくよく見定めて無難な側に賭けようぜ。くれぐれも身内を犠牲にしちゃなんねえぜ!
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