ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

さぁ、脱穀開始だ!

2021-10-06 10:28:52 | 米つくり

 ほぉれな、夜露びっしりだぜ。夜、冷え込んだからなぁ。前日被せたビニール合羽、大正解だ。露に覆われてびしょ濡れだ。掛けずにイネ束そのまま露に当てたら、まず昼近くなるまで脱穀はできなかったろうな。

 判断ずばり的中で、8時半から作業開始だ。ハーベスタは昨日、共同所有者?のNさんが詰まったキャブレターを分解掃除してくれてたので、いたって快調。問題は結束部分だけだな。

 さぁ、どんどん扱くぞぉぉ!って張り切っても、じゃんじゃかイネ束を差し込んで行くってわけにゃいかない。稲穂が扱き胴の中で重なっちまうと振り落とせない米粒が出てしまう。1束ずつ丁寧に穂先を広げて差し込んでやる。少しでも多く取る算段でもあるが、ワラを持って行ってもらう畜産農家に迷惑かけないためでもある。米粒が残っているとネズミが張り切ってたまらん、ってことなんだ。

 ただひたすらイネ束を機械に差し込み続ける単調な作業が続く。横で神さんが出助けでイネ束を杭から外して機械のテーブルに乗せてくれる。これしか作業速度を上げる方法はない。焦ったところで始まらない。結束紐が絡まって、ぎちっと部品に巻き付いたジュート紐を取り除くのに一苦労、二苦労。そうか、扱き部だけじゃなく、結束部分にも気配りしなくっちゃ。

 午前中8割がた扱いで、午後さらに2時間くらいかかるかな、今年は籾を流し入れる袋も事前に点検して、口のジッパーが壊れて開かない!なんて不良品をはねてあるので、米粒を溢れさせて田んぼに落とす、なんて無様な事態は一切ない。

 ただ、やや早めに収穫したってこともあって、実入りの足りない穂も少なくない。わかってたことだけど、やっぱりがっかりだ。

 朝、早くから仕事に掛かったし、昼休憩も40分でさっさと終わらせたから、おぅ!2時に扱き方終了だぜぇぇぇ。これなら暗くなる前に杭の片付けもビニール合羽のたたみ方もワラの積み上げもすべてできるだろう。よしよし。

 ここからはキャリーがフル回転、引っこ抜いた杭を運ぶ、作業順路にそって吐き出されたワラ束の一丸きを積んで道路沿いに運ぶ。運んだワラは崩れないよう積み上げて大きな廃ビニールで覆ってロープを掛ける。畜産農家のSさんが持って行ってくれるのを待つためだ。

 そして、最後に満杯に詰まった籾の袋、これまたキャリーに積み上げて小屋に運搬。10袋2回、20袋。うーん、予想よりは少なかったなぁ。昨年のイモチ多発に恐れをなして、堆肥や有機肥料の散布を押さえことが原因かもしれない。特に、西側道路際と南の水口付近の生育が貧弱、ここはもっと堆肥を入れる必要ありだ。来年の課題ってことだ。

 まぁ、大満足、とは行かないが、イモチ害はほぼゼロだったし、まっ、足るを知る、腹八分目ってところで満足しておくってことだな。刈り取りを遅らせた堆肥過剰部のイネもハウス内の稲架でしっかり乾いて一緒に扱くこともできたし。

 5時ちょうど、ヒトメボレ1反3畝、すべての脱穀作業終了だぜぇぇぇ!


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