そりゃないだろ！NHK

見てくれよ、これ昨夜のNHKニュースの映像。

トップが　安保関連３文書、２番目が防衛費財源、次にNISA上限の引き上げ、と来たぜ。

いやな、この項目の選択自体に文句はないさ。どれも、時期外れのピントずれ、ってわけじゃない。知りたい内容だよ。

問題はその伝え方！なんだ。

安保関連の３文書案の合意って政権与党間だし、防衛費財源の問題も自民党内の議論だ。NISAだって、政府税調の内部の動き。しかも、その伝え方は、すべて政府の決定や自民党の議論そのままなんだよ。野党の反対意見とか、専門家のコメントなんて一切なし、すべて垂れ流し。

どうだい、この姿勢？

見ていて、あれっ、もうすべて決まったのか？って錯覚しちまったぜ。閣議にかける？ってことは、もう決定したってこと？

どっちかって言うと、政治とか気にしてる方の俺でさえそんな思い違いしちまう。そのくらい、閣議決定！が独り歩きしてて権威を撒き散らしてるってこった。うーん、由々しき事態だな。

与党側の議会無視、議論なら自党内、すべて身内で回して、決定は何でも閣議で終了、このやり方に慣らされちまってるってことだ。

で、NHKの報じ方にも大いに問題ありなんだってのが言いたいことなんだ。

与党内の合意なら、それに対する野党の反発とかも同時に並列させるのが公平性の原則だろ。自民党内の議論だったら、その狭い範囲も指摘する必要ありじゃねえか。

NHKがやってることは、事実をただ流す、そのまんま伝える、ってやり方だ。そりゃ嘘じゃないさ、フェイクじゃないさ。でも、片側の情報だけ意図して流すってのも、情報操作の手法の一つなんだぜ。

政府・自民党の動向や意向をそのまんま垂れ流す、見ている側は、ああ、そう決まったんだって誘導されて行くって思うのさ。いや、その意見に対して野党や専門家の考えはどうなの？なんて、画面の前の多くの人は疑ったり、突っ込んだりしないと思うんだぜ。

これ、メディアとして失格だろ！

こういう巧みな世論誘導は、アンケート調査にもあって、防衛費の財源についても、「財源、法人税軸に増税検討」で聞いてる。

法人税なのか増税は、だったらいいか、企業もうけ過ぎだし、って思うだろ。だったら賛成増えるさ。でも、これも、所得税上乗せ分の復興税の振り向けも含め、って書いたらどうだ？きっと反対が上回るに違いないさ。「反撃能力の保有」だって、表現代えてみな、「ミサイル撃たれる前でも敵基地を攻撃可能すること」って。あるいは質問の事前説明に加えてもいい。

賛成が過半数なんて、まぁ、あり得ないはずだぜ。

こうやって、政府の望むままに、世論誘導してるのが今のNHKのニュース報道、政治部の姿勢なんだぜ。

おかしくねぇか？

いいのかこんなこと自由にさせといて？

こんなNHK、金払いたくないんだぜ！

なのに、なのに、会長、またまたまた財界人選んだものな！

あり得ねぇえぇぇ！