ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

劇中ダンスにダメだし!なんて出来る身じゃないんだが、

2020-10-20 16:10:45 | 菜の花座

 うーん、違うなぁ。メンバーに任せたダンスの振り付け、見せてもらったけど、イメージまるで違う。

 連続する14本の一人芝居の最後、クライマックスに差し込んだダンスシーン、無茶は承知だ。変な色気出さずに、芝居だけで幕にすりゃいいのに、って声も聞こえて来る。が、そこはこだわりだぜ。って、何の?って、まぁ、エンターテイメント性って言うか、サービス精神て言うか。いや、もう、直感だね。ここにこの曲!『ダンス・モンキー』もう、何十回と聞きに聞いて、ランニングの時だって、10キロ走る間ずっと聞き通して、これだ、これでいいんだって確信しちまってるんでね。

 老いの一徹だぁぁ?なんとでも言え。この曲の、どこかコミカルで明るいもの悲しさ、コロナ禍で送る人もなく死地へ旅立った男の葬送にぴったりだと思ってるんだ。

 何が不満か?って、在り来たりの振りつなげてるだけってのが、許せない。コンテンポラリー系で行った?全然違うんだよ。もっと今時のぎくしゃくした身体動作で作って欲しいんだ。なんてことを勝手にダメだしして、踊るメンバー3人に自由に踊らせてみた。

 なんとなぁ、身に付いたものって強固だよなぁ。いかにもダンス、ダンスしていて、それどっかで見たことあるから。そういう優雅な身ごなしと違うから。一昔前のカッコよさだから、それ。もっと、自由に体動かして、いや、のびのびとってことじゃないのさ。演劇的って言うか、語り物風って言うか、・・・颯爽と、とか、カッコいい動きとかの意味、昔とはまるで変っちまってるんだぜ。だれだれのどの曲の振りって名ざしできないのが、癪なんだが、違う!ってことはわかるんだ。いつの間にか出来上がってる、ダンスって言ったらこう!って動きは要らないの。

 ダメだししながら何度も踊り、動いてもらった。時折、あっ、その動き!ってのも見えたりしたが、踊ってる当人にはさっぱり自覚なし。ダメだ、これじゃ。1週間後までの宿題!3人それぞれ、振りを作って来るってことにした。

 無理やりはめ込んだダンスシーンだからこそ、舞台のつながりをしっかり受け止めるものでなくっちゃ。これ、作者の身勝手かもしれないが、演出てのは、所詮、自分の感性を押し付ける役どころなんだよ。

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