ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

小屋解体!

2021-06-12 18:25:38 | 畑仕事

 プリンスメロンも移植したし、草刈りも一段落。田んぼの除草は思いもよらぬ順調さ、1日半で1回終わるなんて!どうしよう、この空いた時間を。

 なに贅沢なこと言ってんだい。やることはまだまだあるぜ。小屋の解体作業、夏の課題か?なんて思っていたが、今できるんならやっちまおう。

 先月の大きな地震でますます傾いてきてんだよ。その後の強風で屋根のトタンも1枚飛ばされてるしな。このまんま成り行きに任せると、手前側1/3だけじゃなく、その連なりすべてがずりずりと自然倒壊しちまいそうだもの。傾きの大きい部分をさっさと倒して、残りの部分は救わないと。上手い具合に、材木の接続部分で切り離せそうなんだ。

 段取りとしては、まず、トタンを剥がす。次に野地板を外し、垂木を取り除いたら、柱や棟木や梁を切断する。1カ月近く掛けて建てた小屋だ、解体だってゆっくりすればいいさ。まずは怪我の無いように! 

 初日は、トタンを剥がす。片側は2間もの、反対側は1.5間だ。傾斜の緩い長尺ものから始める。この程度の傾きなら屋根の上で立って作業ができるだろ。なぁんて、そいつは10年前までの話しだぜ。ほんと、体のバランス感覚悪くなったものなぁ。ちょっと躓いたり平衡失ったりすると、すぐに手をついちまうんだ。いや、手だって出ないときもある、がぁぁぁん!屋根の上でこれやったらかなり危険だろう。すべり落ちて田んぼの中!なんて嫌だもの、ここは無様でも四つん這いで作業。

 まず、外したトタンの落とし場所を確保してから、1枚ずつ外して行く。風で飛ばされないようにとやたら傘釘打ってあってかなり面倒。バールの尻を差し込んで釘の頭を持ち上げ、釘抜き部分で抜く。簡単な作業なんだが、なんたって傾斜の上での作業だ。こんなはずじゃなかった!と、かなりの苦戦だ。抜いた釘のやり場にも困る。ガチ袋買っておきゃ良かったぜ。そこら中に傘釘ばら撒くわけにゃいかんもの。

 剥がしたトタンを田の反対側に投げ落とすのだって、足元定まらず、おっかねぇぇぇ!外したトタンに横座りして次の1枚にかかっていたら、おお、おい、トタンごと滑り始めたぜぇぇぇ!ヤバイ、ヤバいって!慌てて、野地板を掴んで滑落を防いだ。ふー、油断禁物!

 なんとか緩傾斜の側はすべて外して、急な北側。トタンの上に立つなんてとても無理!と、なれば、1枚剥がしては、その部分の野地板や垂木に乗って、横からおっかなびっくり釘を抜いて行く。板も腐っていたりして、いつ踏み抜くとも限らない、と思うと足が震える。高所作業は得意だったのにぃぃぃ。以前、リンゴ作りでバリバリ働いてた近くのジイサンが、脚立から落ちて骨折、信じられない!って嘆息してたのを思い出す。その歳になってんだから、こっちも。

 ひやひやドキドキの連続だったが、なんとかすべて外し終えた。もういい。これで1日分の作業ノルマは終了だぜ。終わりに近づくに従い、注意力散漫になりつつあったからな。根気が続かない、ってのも老化の現れだ。怪我せぬうちに、撤退、撤退!

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