ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

許さんぞ!

2022-08-29 15:47:34 | 畑仕事
許さんぞ!ってたって、安倍さんの国葬の件じゃない。
憎っき輩は、こいつだ!

畑の強盗!ヨトウムシ。
せっかく根付いて大きく育ち始めたキャベツやブロッコリーの苗が根ぎわでちょっきん!だ。
蝶々の幼虫アオムシの食欲も困ったもんだが、このヨトウムシのやり口の非道さには敵わない。
まず一回の襲撃で苗を確実に切り倒しやがる。アオムシなら夢中でで葉っぱに食らいつくところを、必死につぶして応戦するとか戦いようもあるが、こいつは夜中こっそり犯行に及ぶ。しかもそのやり口が実に卑劣だ。株元の1か所を齧って苗を食い倒す。
食いもしない、茎をせっせと食らうわけでもなければ、野菜の汁を吸うわけでもない。ただただ齧り倒すだけなのだ。
通り魔的愉快犯としか言いようがない。江戸時代に流行った辻斬りそのもの、刃の切れ味を試し、人肉を切り裂く快感を楽しむ輩。
もう許せぬ!憎んでも憎くみきれぬ反社的存在ではないか。
この畑の切り付きジャック、普段は土の中にひっそりと潜んでいる。何度となくトラクターで引っ掻き回しても死なない。野菜が植わっていない畑だろうと、日照りにからからに乾ききった土の中でも、じっと息をひそめて機会を狙い続けている。しかも、この完全保護色、グロテスクな色形だ。
やられて初めて、その存在が知れる。必死で周囲をほじくり返し、こやつを見つけ出すしかない。今回は、辛くも見つけ出せた。喜びの涙にくれた。
もちろん、即座に斬首の刑を執行した。畑の害虫、中でもこのヨトウムシに対しては、死刑廃止や減刑の恩典はあり得ない。
種を播き、間引きと雑草とりを行い、水やりを欠かすことなくようやっと畑に移植した苗たちだ。一晩のうちにかみ殺されるなんて許せるわけがないだろう。
蝶々やキリギリスには寒冷紗を張って防御している。が、こやつはそんな対策をあざ笑うよう犯行を重ねるのだ。
農薬など使わず素手で勝負する畑耕作者として、きっちり落とし前をつけてやろうじゃないか。



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