ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ソラマメ様はVIP待遇!

2017-11-28 08:38:36 | 農業

 ええーっ!種なんて売ってるけど、山形みたいな寒冷地でできんのかい?ものは試しか、ダメでもともと、我が家の野菜作りなんて、失敗なんて織り込み済みだい、よしっ、やってやれ!

 9月にポット播き、10月に畑に移植。7割方も育ちゃいい方だって高を括ってたら、播いた種すべて順調に生育、寒さに襲われる頃になっても勢いはとんと衰えることなし。きつい霜もへいっちゃら、雪に埋もれたって、どっこい生きてる。こりゃ、けっこう寒冷地にも向いてんのかもしれぞ。

 ただ、見かけはいかにも南の作物なんだよなぁ。葉っぱの形といい、茎の太柔らかさといい、厳しい冬を耐え忍ぶぞ、なんて首をすくめ、襟を掻き合わせるようなそぶりはぜんぜんない。あっけらかんとTシャツ一枚、日光浴!ってところだ。

 せっかくここまで元気に頑張ってきたんだし、こいつ、なんとか冬越しさせて、来る初夏にはソラマメつまみにちくと一杯、舌鼓!といきたいもんだぜ。

 いっくら、おいら元気だぜ、寒さだって任せてけろ、なんてでかい顔しても、そりゃこっちの冬のどう猛さを知らんからさ、12月から3月いっぱい、つまり4か月まるまる雪の下に埋まるんだ。1メートル以上の雪の重さを耐え忍ばにゃならんのだからな。

 種の袋に書かれた栽培方法にゃ、冬場は霜よけをしてやります、ってある。霜にゃ強いが、雪ならどうだ?雪の下敷きは辛いだろから、雪囲いしてやろうじゃないの。で、その方法だが、移植した場所はキュウリ、ササゲ用パイプトンネル沿い、これを利用しない手はないだろう。

 トンネルを支える横パイプ、いつもなら、下に落としてしまうんだが、これを30センチの高さまでずり下ろして、ここに藁を掛けるってのはどうだ?うーん、パイプもろとも雪押しつぶされそうだ。そうか、わかった!野菜トンネルの支柱で補強してやりゃいいんだ。どうせ、紗幕トンネルはがしたし、仕舞わにゃならんのだもの。

 ずいぶん、手厚い防寒対策だなぁ、特注ハウスだよ。まさにVIP待遇!ここまで守ってもらってる野菜なんてないぞ、ソラマメ、ここはいっちょ踏ん張って、冬を耐え忍んでくれよな。冬キャベツとか、かき菜なんて、放ったらかしで、雪の重みにの堪えるんだからな。

 冬をやり過ごして、融け出した雪の下から、どっこい生きてるぜ!ってやんちゃな顔を覗かせるのを心待ちしてっからな。雪の下、藁屋根の下のソラマメ、お前の姿を心に描きつつ、さっ、春を待とうかい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 跳んで跳んでシニア6期生公演! | トップ | 書けた!渡した!コント台本... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

農業」カテゴリの最新記事