ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ボランティアが支える音楽会

2008-02-10 22:37:49 | 地域文化

 今年が4回目の『第20回東北学生音楽祭』、盛会だった。あっ、4回目で第20回って、なにそれ?って言う人は、一年前のこのブログ『音楽にゃかなわねえや』を見てほしい。

 さて、今年も置農演劇部員と一緒に裏方で参加だ。出場の各団体に張り付くアテンダントが6名、ステージ係りが9名という割り当てだった。僕は言わずと知れたステージ係り、だって、おっさんが、出演団体のお世話します、なんて言ったって、向こうが恐縮しちまうだろうからね。仕事内容はそれぞれの演奏団体に合わせて椅子と譜面台を出はけするだけのこと。今年は場転時間が5分も取ってあるし、置農の他にも屈強な男達が5人もいて、まずは楽勝だった。そりゃそうだ。置農演劇部は、5分間であの『どんがら山奇譚』のとてつもない装置はける実力あるんだもの、椅子と譜面台が、20やそこら、どうってことない。

 それにしても、贅沢な配置だよな。ステージに14名だろ、さらに、受付とかコーヒー販売とかお弁当や地域特産物の販売なんかもあって、いったいぜんたい、どれだけの人が、ボランティアで動いていたことだろう?置農が15名で、その倍はいたろうから、全部で3,40人ってところかな?これ、ほんと、凄いことだね。しかも、この人たちって音楽が好きで、この音楽祭を応援したいからって集まってきたわけじゃないんだよ。もちろん、無理矢理動員されたわけなんかじゃない。

 じゃあ、なんなの?そうね、フレンドリープラザが大切だって思ってるからじゃないだろうか。プラザが好きって思ってるからだね、きっと。プラザで面白いこと一杯あるって楽しみにしている人たちなんだ。こまつ座の芝居かかる時もチケットもぎりしたり、チラシ配りしたり、観客になったり、生活者大学校の時には、裏方引きうけてる人たちも随分いる。ともかく、いろんな催しのたびに、いろんな人たちがひょっこりひょこりと顔を見せているんだ。そんなたくさんのボランティアと運営主体NPO法人遅筆堂プロジェクトのスタッフの献身的な仕事に支えられて、今日の音楽祭も成功だった。

 めでたし!めでたし!といきたいところだけど、気になったのは、観客の減少だった。昨年あたりまでは、ほぼ満席だったのに、今日は300?よくて400ってところだっものね。う~ん、映画『スィングガールズ』の後光でここまで突っ走ってきた、このイベントもどうやら曲がり角に来たってことかな。

 アマチュアのジャズバンド、それもビッグバンドだけの音楽祭って多分そうはないと思うから、なんとか、残ってほしい、って言うより、ぜひもっともっと盛大になっていってほしいと思う。例えば仙台の定禅寺通りの音楽祭みたいにね。連休3日間ずっとジャズが鳴りっぱなしなんて状態にでもなったら素敵だね。『スィングガールズ』の映画は、まあ、この音楽祭の発生源だから、例えば農村改善センターあたりでやっておけばいいとして、演奏会場もプラザホールだけじゃなくて、野外ステージとか、体育館とか公民館とかで、同時多発的に好きなだけ演奏してもらう。もちろん、夜もだ。と、なると、この時期は絶対ダメってことだなあ。じゃあ、夏か?そうだね、ジャズフェスって言えば、夏だもの、その時には僕だって出演できるくらいの実力になって、・・・・って、なに勝手な空想してんの?

 でも、川西には、それできるくらいの体力あるんじゃないのかな。プラザもあるし、遅筆堂プロジェクトは元気だし、ジャズ・ボス片倉さんだっていることだし。それに、強力ボランティア軍団だよ。ともかく、守っていても、ダメ!続けたいなら打って出ることだと思う。なーんて、無責任に言っちゃって、じゃあ、あんたやれよ!って言われたら、どうする?どうする?

 

 

 

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