ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

春ともなれば、薪作り

2015-04-16 11:26:26 | 暮らし
 この冬の薪事情、滑り込んで、セーフ!長かったからね、今年の冬、薪用に準備した広葉樹等は底をついたけど、お隣さんからもらい受けた廃材をちびちび燃やして、どうにかこうにか乗り切った。残ってるのは、風呂用の焚き物だけって綱渡り!いやぁ、危ねえ、危ねえ!

 ストーブ焚かなくなると途端に来冬用の薪の準備が始まる。やれやれ、なんて言っちゃいけないよ。これが手作りの暮らしってもんなんだから。先、先を見越して備えていく。備えあれば憂いなし!

 我が家の場合、薪の給源は三つに分かれる。まずは購入。森林組合から1間長さの薪材を買い入れている。昨年は2立米でぎりぎりだったので、今年は3立米かな?結構高いし、送料も取られるから、できるだけ控えたいけど、自まかないできる量は多くはないので、仕方ない。言うなれば、ベースロード燃料ってところだね。
 
 次に人からもらうってものもある。以前は果樹園の選定木などかなりの量が手に入ったのだが、知り合いも高齢化して軒並み果樹からの撤退戦に入ってるから、今じゃたまに小屋ほぐしたとか、積んであった古材だけんど、なんてものしか頂戴できなくなった。

 一番頼りにしたいのは、自まかない、つまり自給ってことだ。山持ってるってわけじゃないから、自給自足ってわけにはいかない。薪材いらねか?って声がかかれば、すぐさま飛んでいってもらってくる、これが自まかないだ。

 中でもっとも確実なのが、河川敷の支障木だ。毎年春先、県の河川課が伐採したものを希望者に配布してくれる。いいお話しだねぇ!こんな取り組みもっともっと広がるといい。電話で予約を入れ、指定された日時に軽トラックで取りに行く。決められた量は軽トラ2台分!安全な運搬作業のためってことで、積み方についても写真入りで厳しく指示されている。凄いぞ、違反者には来年以降の配布はお断りします!って脅し文句まではいってんだから。

 今日はその運搬の日。置き場は米沢市六郷の河川敷。うほっ!あるあるあるぅぅぅぅ!!



 指定時間前だっていうのに、すでに5,6台のトラックが薪の列の間に入り込んでいる。入り口の担当者に書類を提示し、トラックを乗り入れる。昨年は初めてってこともあって、積み方がへたくそで失敗したからね、今年はその轍は踏まないよ。しっかり作戦を立て、まずは抱え上げられるぎりぎりの大木を一段目に敷き詰め、2段目はそれよりやや細めの木を積み、高くなるに従って細めの木を積み上げるようにした。こうすれば、指示を守って積みながら、最大容量の材木を乗せることが可能だ。木と木との組み合わせにもためつすがめつ吟味して、無駄な空間が空かないようにして積み上げた。

 木の種類は、エンジュが良いって聞いたけど、どれがどれやらわからない。まっ、柳だろうとクルミだろうと、ケヤキだろうと燃えるにゃ違いないはずだからってことで、どんどん積んだ。



 いったいどれくらいの量なのか?オンボロトラック悲鳴を上げないか?悲鳴くらいなら我慢もするが、パンクとかエンコなんてなったら大変だ。まあ、積載限度は軽くオーバーしていそうだし、出口の担当者からダメだし受けるかも、などなど不安に攻められつつも、しっかりとロープを掛け、そろりそろりと走り出した。

 幸い、出口チェックも無事通過、途中爺さんトラックの喘ぎもどうやらおさまって、どうやら家までたどり着くことができた。ぶちまけるように材木を下ろして、2回目に向けひた走る。2回目ともなるとコツも掴め、余裕も生まれて、写真なんか撮りながら、じっくり時間をかけて芸術的に積み上げた。うん、確実に技量アップ、一回目を上回ったぞ、と自己満足に浸りつつ帰路に着いた。

 昨年をはるかに超えるかなりの量を運び込めたので、この冬は思う存分薪ストーブのほっこり暖か幸せ暖房、楽しめるぞ!

 おっとその前に、この大量の用材を刻んで割って、積んで、並べて、・・・・ああ!いえいえ、それが薪ストーブのある暮らしの醍醐味じゃねえか、って言い聞かせて頑張ろうっと。
コメント
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