泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ボートの稽古、貴重な時間に

2023-08-18 22:43:30 | 丹下一の泡盛日記
木曜日はボートシアターの稽古。
体調不良で「オグリ」と「テルテ」が欠席。
なので稽古にならず、周辺的な部分稽古と本質を探る話し合い。
これはこれで普段はできない貴重な時間となった。
さすが演出の吉岡さんだ。
終了後は我が家にお招きして「暑気払い」。
といっても飲んでるのは三人だけなんだけど。
こちらも突っ込んだ話になったことは、よかった。
金曜日はお仕事へ。
10月の新しいパフォーマンスのための資料を集め始めている。
昨年突っ込むことができなかった領域に入り込んでいるのは、
「平家物語」の勉強を深めているからかもしれない。
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夏休みで映画館へ

2023-08-16 19:34:18 | 丹下一の泡盛日記
この頃にしては珍しく前夜は遅くまで映画「ゴッドファーザー」を見ていた。
お盆だからだろうか。
家族のストーリーが沁みる。(初老の証か)
午前中はだらだらとベッドにいて、ブランチのために起きてくる。
横になっている時間が長いと血圧初め色々といい感じ。
連れ合いからは毎日仕事や稽古や打ち合わせを入れ続けるのはやめた方が良い、と言われているのだけど。
今日は久しぶりに夏休み。
なので映画を見に出かけたのだけど、とても間の悪いタイミングでメールが。
一度自宅に戻ろうかとも考えたのだけど、その時間もギリギリで。
映画館に入る直前まで電話をかけ続けることになってしまった。
そしてついつい購入したポップコーンが、あまりにも巨大で。
映画を見つつひたすらムシャムシャ。
それにしても、やはり「魔」を払うのは鏑矢だし、
守護の婆さんたちは七人に決まっている、と再確認したのだった。
(そこかよ! と自問自答)

そして10月には昨年コロナで直前キャンセルとなった佐野市のリベンジ公演ができそうだ。
栃木県で舞台に立つのは初めて。
神棚には、いのちゃん(猪瀬隆二)が預かってきてくれた厄除けの御札を祀ってある。
毛野国について調べていかなければならない。
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8月15日に

2023-08-15 22:09:17 | 丹下一の泡盛日記
終戦、敗戦記念日の15日(火)はオフ。
早朝、Tama+ projectの共同作業者のHさんからLINEが入る。
こりゃあやるしかないじゃん、と思いつつも日程調整。
その後、整体へ。
ギリギリまで起き上がる気になれず、ヨタヨタと自転車で出かける。
終了後、体が整い、まっすぐ立てるようになって帰宅。
もうここの先生のおかげで舞台に立てている様なもんです。
ご飯食べてちょっと仕事したのだけど、猛烈な睡魔に負けて午睡。

夜、録画したドキュメンタリーを見る。
南方の島々での悲劇。
日本兵が沖縄の琉球人をウチナーを話しただけでスパイ容疑で殺したり。
なんでそれがスパイの理由になるのか、全くわからない。
他の島でも洞窟に避難している民間人に自殺や子供の殺害を強要したり、と。
絶対に忘れてはいけないのは、彼ら日本軍の兵士が非武装の住民を守ることがなかったこと。
どころか「死」を強要したこと。
迫るアメリカ軍に対し自分が盾になって戦う、みたいな話は聞いたことがない。
「玉砕」を強要したのは、きっと自分たちが上官からそれを強要されていたからだろう。
「いじめ」のルーツがここにある様な気がする。
そして、理解できない人は全部「敵」なんだろう。
その「理解」の範疇があまりに狭すぎるのは、今の政権の男性を見ていても感じるところがある。
昨今、戦争をイメージさせている勇ましい人たちに、自分はこの過去の人々を重ね合わせて見ている。
もちろん戦いを先導、扇動して生き残って畳の上で死んでいった老人たちにも重なる。
士官候補生として終戦を迎えた父や東京の空襲でB29からの機銃掃射、
(走って逃げる小学生を、機上から撃つ米兵のイメージは自分の中に今も色濃くある)
から生き残った母が、その体験を子供の頃から聞かせてくれた。
そのおかげで戦争に対して生々しい泥臭さ血生臭さを持ってみる視座を得ることができた。
お盆の今日、父にも南方で戦死したその兄にも感謝、合掌。

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あかいくつ劇場へ

2023-08-15 15:55:30 | 丹下一の泡盛日記

月曜日は元町中華街のあかいくつ劇場へ。
2019年9月以来、4年ぶりのプレイバッカーズ自主公演の下見、打ち合わせ。
懐かしい空間が変わらずに待っていてくれた。
そして、照明機材や楽屋の椅子が新しくなっていた。
以前の楽屋の椅子は、趣のあるオリジナルなデザインで、舞台上で使わせていただいていた。
当時からだいぶガタが来ていたのだけど、やっぱり新しいものに取り替えられていた。
ちょっと残念。
その後の稽古が取りやめになったので、久しぶりに二子玉川の大好きな店でアジフライでビールと思い移動。
駅に着いて階段を降りていくと大好きな「渋そば」があるではないか!
もちろん以前からあったのだけど。
我慢できずに「いつもの」を食べる。
これも渋谷駅の改装工事以来だから3年ぶりくらいかなあ。
アジフライや駅そばは戻ってきたのだけど、自分の周囲は激変。
役者として参加させてもらっているボートシアターの「小栗判官」に集中しているせいか、
以前ならやたらと沸き起こってくる「妄想」が、静かだ。
これも宣告された「95%」の効果なのか。(謎)
そばの後、食べたアジフライとビールは美味かった。
気がつけばお盆なのだもの、美味しいものを食べて、ご先祖様たちとゆっくり過ごすべし。


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プレイバッカーズ自主公演のリハーサル

2023-08-13 17:26:52 | 丹下一の泡盛日記

日曜日、昨日ウクライナ支援公演で一緒だったプレイバッカーズのメンバーと9月の自主公演のリハーサル。
朝一番には、前日の様々な思い出を語っていたのだけど、あっという間に脳は上書きされ、すっかり自主公演モードに。
今回は代表のあきちゃん(小森亜紀)がミュージシャン。
コンダクターは、盟友のひったん(長船博子)だもの。
ピアノを習い、そしてプレイバックの即興演奏も熟知しているあきちゃんなので、
いわゆる即興とは次元が違うプレイバック的な即興演奏を披露する良いチャンスだ。
プレイバックシアターを説明すると「インプロとは違うのか?」という質問をよく受けるのだけど、
小さなお題をきっかけに自分の世界を大きく展開できるかどうか、という
「インプロ」とは方向性が全く違う。
インプロに似たようなエクササイズは、45年くらい前に稽古場で散々やってきた。
インプロも面白い、と考えている。
だって、プレイバックシアターとは別次元のものだから、比べるものではない。
音楽的にはプレイバックシアターの即興演奏の方が難しいのかもしれないし、
一般的なミュージシャンの人たちが面白がれるものなのか、とさえ思う。
もっとも「お芝居」の座付き音楽家はたくさんいるが、
「演劇」の座付き音楽家は、寡聞にして数えるほどしか知らない。
そんな視点(聴点?)からもぜひお立ち合いいただきたい公演だ。
オープニングとクロージングは、毎回趣向を凝らすのだけど、
この日基本の設定は決めた。今回も乞うご期待。
なんせ自分が音楽を担当していないので、強く強くお勧めできるのである。
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ウクライナ支援公演、第3弾

2023-08-12 21:24:08 | 丹下一の泡盛日記

というわけで土曜日はプレイバッカーズの「ウクライナ支援」公演の第3弾。
みなとみらいの会場へ。
この日はポケモン世界大会が開かれていて、駅はものすごいことになっている。
会場設営をして短いリハの後、本番。
会場は普通のお部屋をなんとなくカフェにしたような、そんな空間を、
「劇場」に変えることができるのがプレイバックシアターの素敵なところ。
「お芝居」やっている人が、ぜひ参考にしてほしいと思う部分だ。
この日は、先日一緒にリハーサルをしたOさんが組織したウクライナ人チームも参加。
無事終了後は、トイレでバシャバシャ顔を洗ってランチへ。
そして電車に一人で乗った後は、即座に爆睡。
帰宅して先日Cがくれたジン、朝冷凍庫に入れておいた、を開ける。

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月夜の東京

2023-08-11 22:48:15 | 丹下一の泡盛日記
この頃、NHKのBSで「街道をゆく」を再放送していて、
なんせバイブルのように読み込んでいたシリーズの映像化で。
放送当時は見ることができなかったものを今、見ながら思いを巡らせることができるのは幸せなことだ。
司馬遼太郎さんが「小説」から「ドキュメンタリー」に移っていった気持ちがわかるような気がしている、と勝手に思いつつ。
もちろんそれは司馬さんの人間観察力によるのだけど。
プラスもマイナスも含めて、世界の、人間の豊かさを感じさせてくれるのだ。
金曜日は終日をお仕事で過ごす。
無事終了し、外に出てきた時の月明かりに照らされた東京。
中学生の頃好きだった「なぜ僕はここにいるのだろう?」という歌を聴きたくなった。
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「小栗判官」通し稽古

2023-08-11 00:53:39 | 丹下一の泡盛日記
暑さは確実に和らいでいる。
ただ脳の動きがとても鈍くなっていて、パソに向かっているのに仕事は捗らない。
午後、ボートシアターの稽古場へ。
体を動かし始める前から、やっぱりこの稽古場は暑い。
全身が汗で、ずぶ濡れ。
この日は、大事な先輩のTさんが通し稽古を見にきてくれた。
嬉しいお言葉をいただいた。
「今のチームの舞台になっている。ノスタルジーを感じることがなかった」。
そして自分にも「なるほど!」と膝を打つような的確なアドバイスを頂いた。
さすがだ。
連れ合いの車で帰宅途中、ものすごく久しぶりにラーメン屋に。
ビールと塩ラーメン。
水分と塩分とアルコール、が必要だったのだ。
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長崎原爆の日に遊行寺へ

2023-08-10 14:03:35 | 丹下一の泡盛日記
水曜日は、米軍が長崎に原爆を落とした日。
広島と同様に非武装の大勢の一般市民が犠牲になった。
犠牲というよりも実験材料として殺された。
そして生き残った人たちも、ひどい苦しみや差別を受けることになった。
そんな体験をしている国が核不拡散条約に参加できずにいる現実。
その屈折が、日本の軍隊の中でパワハラやいじめや、信じられないようなセクハラ(その隠蔽も)が渦巻く遠因なのだろうか。
とすればますます情けない。
軍隊は国民を守らない、のが原則か。
心を沈めつつ藤沢の遊行寺へ。
11月の横浜ボートシアターの「小栗判官照手姫」上演の下見。
逗子に住んでいた頃は藤沢に来る頻度が高かった。
このところご無沙汰で駅前の雰囲気の変化に驚くばかり。
もうどこに行っても、浦島さんだ。
一遍上人。
なんと大三島にご縁があることを初めて知った。
きっと京都の頃にも読んで知っていたはずだが、再認識した。
寺の本堂での公演は何度も体験しているし、
「れんにょさん」の稽古は野々市の寺の本堂でやっていた。
様々なご縁が絡み合って、ここにいる。
小栗さんのお墓にもご挨拶。
その後は藤沢駅前で打ち合わせに没頭するスタッフチームを横目に
音楽の松本くんを中心に女優たちとガッツリ飲んだのだった。
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暑気払いの飲み会へ

2023-08-09 12:05:54 | 丹下一の泡盛日記
朝昼兼用は、残り物のイエローライスに野菜たちを入れて焼飯に。

人と会えば「熱い(暑いではないよね)ですね」と言い交わしてきたのだけど、
夜風の温度がぐいっと下がっている。
帰宅して真っ先にシャワーに飛び込むのだけど、風呂上がりにベランダに立つと汗が止まる。
この夏が終わっていく季節が、子供の頃からどうにも苦手だ。
夏休みが終わってしまうからかなあ。

火曜日はお仕事関係の暑気払いの会。
念の為、もやしラーメンを食べていく。
予想通りの展開だったけど、みんなで飲んだのはとても良かった。

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