前夜、「H/Ash」の台本がかなり進んで月曜日。
いつもよりはちょっとゆっくり起きる。
冷たい雨が降る中を、お弁当のサンドイッチを持って横浜の稽古場へ。
ストーブを2台炊いてくれているのだけど、やっぱり冷える。
ダウンジャケットを着込んで本読み。
そして打楽器の稽古も。
早引けして、上野へ。
大学時代からの恩師、西村博子先生が昨年12月にコロナで亡くなった。
時節柄、本当に僅かな人が立ち会っての家族葬。
それで済むわけがない。
タイニィ・アリスでお世話になった演劇人だけでもアジアの国々を含めて、ものすごい数になるだろう。
「偲ぶ会」(仮称)を立ち上げることになり、末席に加えていただいた。
その顔合わせは、席に着いたらビールが出され。
通夜の気分で、思わず落涙しそうになったけど、堪えた。
最後は、演劇人の豪快で楽しい話が続く。
旧知の女優さんをいつものように「〜ちゃんがあの時」と話したら、
若手の女優さんに、あの方を「ちゃん」で呼ぶ人を初めてみた。
「さん」でしか知らない、と言われて、ものすごく年寄りになった気持ちに。
19歳のあの日、西村先生が初舞台(本公演)のチケットを買ってくださった。
出来上がったばかりの自分のチケットに、初めてお金を払ってくださった人。
あの日の喜びは、忘れていません。
そして「Hamlets/ハムレッツ」も見にきてくださり、居酒屋にも。
ああ、話は尽きない。