泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ずっと気になっていた古本屋

2020-07-21 07:53:12 | 丹下一の泡盛日記

週末や休日から仕事や本番が入る稼業なので、月曜日がオフになることが多い。
なので月曜日は、世間の人の日曜日の気分。
そして久しぶりの晴れ。
どこかに出かけたくて連れ合いと二人で外出。
平和な午後。
帰る途中、ずっと気になっていた古本屋に入る。
連れ合いは、どうなるかをわかっているのでさっさと帰宅。
本の背表紙を見ているだけでも嬉しくて、時間が経つのを忘れてしまう。
以前、都内から逗子へ移り住むときに本棚一つ分くらいの本を処分した。
逗子でも大事にしていた全集や歌舞伎全集を投げ捨てた(事件)ことも。
そして、必ず手元にない本が必要になるのだった。
特に「死者の書」を一年かけて勉強して上演、という企画に参加した時は、
投げ捨てたことを死ぬほど後悔した。
この古本屋には以前持っていた本がたくさん置いてある。
今必要で探している本はなかったけど、ついつい5冊ばかり購入。

一年に一度のご馳走(「写真ではない)を二人で食べて幸せに泥酔。
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「ありがとうございます」とお声をかけていただいた

2020-07-20 10:03:20 | 丹下一の泡盛日記
「狼の挽歌」というチャールズ・ブロンソン主演の古いアメリカ映画をテレビで見た。
(偶然流れていたので、ついつい)。
司法の措置に不満、疑問をもち復讐する男の話。
続けて「JOKER」も見た。
こちらも社会の底辺に生きていて、権力側の横暴に耐えている人たち、
そして権力側の底辺にいる人の理不尽な横暴がたくさん描かれている。
アメリカは怖いなあ。
今の日本もこうなのだろうか。
アメリカの後を追いかけるのが好きだからなあ。
いつだったか(もう10年以上前だけど)
アルバイト先で「パワハラ」のような暴言を受けて、
その最後に「正社員をなめてんじゃねえよ」と言われた、
という話を聞いたことを思い出す。
その「正社員」さんは、会社でどんな体験をしてるんだろう。
「JOKER」では最後に暴動が起きるのだけど。
これは資本主義社会の末期には「革命」が起きる、という
理論的予言と一致している。
暗く重たい気持ちになった。

日曜日はホールのお仕事へ。
入れ替えごとに館内消毒。
大変な作業だけど、最後に去ろうとしていたお客様たちから
「ありがとうございます」とお声をかけていただいた。
嬉しい。
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こんな予定も本当に大丈夫なのか

2020-07-20 09:22:49 | 丹下一の泡盛日記

土曜日の午前中はZOOM会議。
8月に東京で「Hamlets/ハムレッツ」ver.8.2の撮影予定。
例によって仙台チームはZOOMやフェイスタイムで参加。
今回は生音での参加も予定されているので、
全体会議終了後に技術的な打ち合わせも。

お昼ご飯は冷汁。
焼いた干物をほぐすのが面倒で鯖缶で。
しそや茗荷、生姜をたくさん取れるのが嬉しい。
その後は台本の修正作業など。
「Hamlets/ハムレッツ」ver.8.2は8月に都内で撮影するが、
別の新作のお試し映像も撮影予定。
その台本を書き続けている。
秋の舞台のドラマトゥルグ、来年2月の新作への役者での出演、
3月は「Hamlets/ハムレッツ」ver.9、5月はお仕事の演出。
等、ありがたいことに打ち合わせとパソコンに向かう作業が続く。
ああ、セリフ入れなくちゃ。。。
こんな予定たちも本当に大丈夫なのか、と不安が過ぎる。
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昼まで寝てしまった

2020-07-18 07:40:47 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、早朝に目が覚めて、眠りながら気になっていた案件を。
たまにこういうことが起きる。
この稼業は、稽古場に入ると連絡を取ることはできても、
目の前の台本以外のことは考えられなくなる。
日程調整くらいならいいのだけど、内容については難しい。
(自分の場合)
無理に対応すると、事故が起きる。
そして帰宅して別件の話が待っていて。
終わって飲んじゃったので(こらあ! 問題は、ここだ)、
早朝に起きて対応したのだけど、
結局は寝ている間ずっとその案件の夢を見ていた。
顔を洗ってスッキリしてちょっと横に、
なんて思ってベッドに入ったら昼まで寝てしまった。
体が動かせないくらい疲れがどっと出た。
いくらなんでも、と思い無理やり起き出して、
連れ合いが大好きなカフェでブランチ。
帰宅して午後は目一杯PCに向かう。
夕方のZOOMのお約束の時間に気がつかず、ごめんなさい。
仕事が進んだのか停滞したのかよくわからん。

晩ご飯。
身体が酒よりも野菜を欲しがっている。
いただいた干物がものすごく美味しくて、身体喜ぶ。
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台本第6稿で稽古!

2020-07-17 07:39:15 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、朝起きたら雨が降っていない。
空もちょっと明るい。
大急ぎで洗濯機を回す。ずらっと干す。
まとめ買いした(安かったので)とうもろこしの最後の一本をスープに。
逗子に住んでいた頃、三浦半島の農家で購入したとうもろこしは、そのまま生で齧っていた。
買ったらすぐに消費しないといけないのだ。

消費期限が迫っていた鮭も焼いて贅沢なお昼ご飯。
というか昨夜も同じようなもの食べたのだけど。
午後は大森の稽古場へ。
今朝、台本の第6稿が送られてきていた。
例によって先週とは全く別物。
本当にYさんはすごい。
毎週、同じ原作から新しい「台本」を書いて送ってくれる。
それを全員で読む。
この台本はすっと腑に落ちる。
ここから新しいステップが始まる。
だが、この爆発的な感染者の増加。
稽古に通えるのだろうか。。。

夜、連れ合いが持ってきてくれた映画「Snow White」を観る。
いわゆる「白雪姫」なんだけど実写版。
美しい、そして恐ろしいお妃さまがタイプだぞ:)
さすがディズニーで、このお妃さまが若さを保とうとするのにも「理由」がある。
なるほど、辛かったんだね、と思わせる理由だ。
下水からの脱出と侵入は「ハムレット」がらみの小説を思い出す。
そして、何よりもこの場面って「もののけ姫」では!?
みたいなことも。
大体が「ライオン・キング」の「原作者」は手塚治虫だと思っているのだけど、
ディズニーって世界中の作品に目を配らせてるんだなあ。
でもって、使えるところはどんどん(勝手に)使おうということなのか。
全体的には森や水、りんご、鳥などのメタファーを思い出すいい時間になった。
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土日の奪い合い

2020-07-15 19:34:23 | 丹下一の泡盛日記
一応これでも俳優として身体の感覚を磨いてきているつもりなんだけど。
気圧が低くなった朝に、ずどーんと身体が重くなるのはどういうわけか。
昨夜飲み過ぎた、から、ではない、と、思う。。。
心は重くならないので大丈夫なんだけど。
ともあれ起きた時に体温を測るのは「いつものこと」になった。
朝一番に床屋に出かけ、髪を切る。
昨日出かけて行ったら休みだった。
何故かわからないけど髪が重くなる時があり、とにかく切りたくなる。
すっきりして雑事を済ませて帰宅したのは9時過ぎで。
早起きはいいもんだ。

どんよりした都内へ。

ものすごく久しぶりにここへ来た。
カフェで久しぶりの人に会う。
その後、大好きな立ち食い蕎麦屋を経て、お仕事の打ち合わせへ。
なんか“やりがい”がありそうなお話だ。
「土日の奪い合い」が熾烈になってきた。
もちろん自分の中で「奪い合って」いる。
とにかく週末と休日から日程が埋まっていくのがこの稼業。
なのだけど、堅気の仕事についているメンバーがほとんどのチームでは、
ウイークデイで稼いで週末稽古になるのは仕方がない。
自分の生活とは真逆になっちまう。
「月月火水木金金」て歌があったけど「月火水土土日日」とかにしてもらえないんだろうか。
そして、舞台の話はいいなあ。
帰宅して懸案の企画、決めちまった。

幸せに晩ご飯。
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嬉しい電話相談

2020-07-15 07:44:45 | 丹下一の泡盛日記
この頃、なるべく早めにベッドに入るようにしている。
22時ごろに眠り朝5時に起きるくらいが理想。
小学校6年生の時に自分で小さなラジオを作った。
ダイオードとイヤホン、電線を用意して、バリアブルコンデンサはアルミホイルやサランラップ、ボール紙なんかで作れるのだった。
深夜放送や北京から流れてくる日本向け放送(長崎にいた)に夢中になった。
聞こえているだけで興奮。
それ以来寝るのは1時〜2時が普通になった。
大抵が布団の中で寝落ち。
30代は朝5時までに寝るのが定番で。
(起きるのは10時)
ようやく「まともな」時間に眠りたいと思うようになった。

朝ごはんはとうもろこしのオムレツ。
午前中に嬉しい電話相談。
90分以上話す。
もちろんネットを使っているので無料。
「LINEとかやってないんです」と言って有料の回線で電話をかけさせるのは
今時、いかがなものかと思う。
スピーカを使って話しているので、スマホを置いたまま資料の本を
(戯曲も原作も持ってるんだもんね)
本棚から取り出して話し続ける。
便利な時代になったもんだ。
5月に撮影した「Hamlets ver.8_ Rich / Poor contact」が東京都で公開されたので、
ロングバージョンをYouTubeにあげた。
山口敦さんが素敵な写真をたくさん撮ってくださった。

撮影:山口敦
ガラス越しの「コンタクト」。
「三密にならんように」を意識しているのだ。
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ちゃんと進んでいるのだ

2020-07-14 00:43:48 | 丹下一の泡盛日記

月曜日は稽古。
一応「ハムレッツ」の新バージョンのための稽古。
台本も書き上げてある。
そして、それは読まず「平家物語」をひたすら。
一応、今日で一区切り。
そして別の場所を読んでもらったら、ちゃんと読めるのだった。
ご本人たちも「意味がわかる」「読める!」と驚いていた。
訳もわからず、と思っていたかもしれないけど、ちゃんと進んでいるのだ: )
もう少し他のところも稽古して、発表会もやろうかな。
そして、「平家」をきちんとやっておくと「ハムレッツ」でもいいことがあるはず。
8月の撮影の日程も決まり稽古スケジュールの調整。
様々なことが一気に再開、そしていつ「再び」かもわからない状況。
日程調整は難航。

晩ご飯。
ワイン買い忘れたのが残念。
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冷蔵庫の食材でパエリャ

2020-07-12 22:45:31 | 丹下一の泡盛日記

昨夜の酒は旨かった。
疲れているのに酒がうまい時はとてもいい状態で。
いいリセットができていることになる。
ほんと、酒以外のリセット方法を知らないのは困ったもんだ。
そして朝早くに目が覚めて。
ゆっくりとだけど、ちゃんと目覚めてゆく。
風呂に入り髪を洗い、洗濯機を回す。
二度寝しようかと思いつつも、脳が拒否。
いつもの通りにコーヒーを入れて、パソに向かったら早かった。
ここ数日脳内でグルグルしていた台本のイメージがそのまま打ち込まれていく。
20分くらいのものだけど、朝食を挟んで午前中に仕上げた。
お昼を食べたら急に眠気。
ベッドに横になって昼寝。
なんていい生活なんだろう:)
起き出して「もう一本」に取り掛かるのだけど、こちらは苦戦。
こういう時に面白い映画とか美術展とか行きたい、と思う。
アートな刺激が足りていないのだ。
時間切れ。

帰宅した連れ合いと晩ご飯。
冷蔵庫の食材でパエリャができるっていいな。
二人で韓流ドラマを見ていたら、猛烈に韓国に行きたくなったのだった。
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グリーンサンバルがベースのソース

2020-07-12 08:01:02 | 丹下一の泡盛日記
土曜日、朝一番にプレイバッカーズのZOOM稽古を終えて、その後は「引きこもり」。
コロナのおかげで4ヶ月間売り上げはなく、そしてほぼ自宅で過ごしていたのだけど。
ここまでのんびりと何かを考えたり、手間暇かけて食事を用意したりするなんて久しぶり、というか、初めてのことだったかもしれない。
午後、精神がひ弱なせいか昼寝。
決めるべきことをちょっと先送りしないといけない感じ。
皆さま、すみません。


先日ギャラが入ったのが嬉しくて外食が続いていた。
あっという間にそういうことは「終了」。
オリーブ油でじっくり焼いた鮭に、グリーンサンバルがベースのソース。
シンガポールのMがくれたもので、緑色のは初めて見た。
きっちり辛くて旨い。
このシリーズ、しばらく続きそうだ。
夜はお仕事の資料DVDを見る。
この現場、楽しみだ。
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