泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

飲んだくれてはいるけれど

2020-04-17 11:21:57 | 丹下一の泡盛日記


2日ぶりに外出、スーパーに行ったらアジが美味そうだったので購入。
捌いてタタキにした。
こんなことも何年ぶりだろう。
大好物の壬生菜とお揚げの炊いたん、も。

2011年の震災の時、その日から停電の寒さ、
電気が来ないと石油ストーブがつけられないと初めて気がついた、
に震えながら燗酒かお湯わりをぐびぐび飲んでいた。
翌日には原発が爆発し(その情報はまずネットで入手した。テレビで流れたのはずっと後だった)、次々に情報が錯綜することになるのだけど。
その中で嬬恋の森の中で癒されて、そして飲んだくれ。
その季節が過ぎていく中で旧東ドイツ出身のロックバンドの「おと」にはまった。
ヨーロッパでゲットしたDVDを見続けた。
強い抑圧の中で生き残った男たちの「おと」と「声」。
それに触れていくうちに本を手に取り出した。
何故か平家物語や古事記などの古典、
そして「古典」ではないけれど現代演劇の「古典」、ベケットの作品。
それらを分析した本など。
森の中の家で薪ストーブの前や炬燵に寝転びながら、
だらだらと読んでいた。
今も料理の間に「積読」になっていた本をパラパラとめくり、
ストックされていた映画などを見まくっている。
何故かいつもよりもしみるんだよね。
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