泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

一日の最後に幸せな時間♪

2013-08-23 01:01:57 | 丹下一の泡盛日記
朝起きて昨夜保存した編集中の画像をチェック。
ソフトが古くて短い動画を保存するだけで2時間近くかかっている(らしい)。

酒を抜くと不思議な夢を見る。
リアルで、登場するのも知人だ。
膝くらいまでの草原の庭に縁側から足をぶらぶらさせて草の感触を楽しんでいたら、どさりと焼いた太刀魚が自分の横に飛び込んできた。
あれ、焼き魚、と思っていると、どさりと今度は焼いてないのが。
誰が放り込んでくれているのか?
横にいたIさんに今晩はこれ焼いて食べましょう、などと話している。

お弁当を2つ作った。



お昼には両国の「渇き」の稽古場にいて、ピザを食べて持参したコーヒーを飲んだ。
その後、新橋の劇場に入る前に小さな公園で弁当を使い、持参した中国茶を飲んだ。
もうこういう食事が一番で、外食するよりずっといい。
夜の仕事は落語会。
ゲストの漫才に笑った。

その後、新宿へ。
NY在住の岸本一郎さんが大阪市庁舎前での路上パフォーマンスを終えて帰京。
帰米前に彼の昔の劇団仲間が集まる席に顔を出した。
合流したのは22時20分くらいか。
夕方から飲みはじめ、すっかり出来上がっている先輩8人の男たちの半数がご縁のある方で。
みんなびっくり。
「なんだ丹下じゃないか!」。
演出家のKさん「丹下と会うのは20年ぶりか!?」。
いえいえ、15年ぶりくらいです。。。

末席でお茶を飲みながら、先輩たちの気合いの入った会話を聴いていた。
酔いがまわっているから蛇行するのだけど、やっぱり言葉が深い。
そして、一緒に仕事したことを誇りに思っている演出家のSさんが、くぴくぴぷかぷかやりつつも、実に明晰に会話を主導する。
さすがだ。
自分は彼の「ことば」で舞台に立つ喜びと深さを知った。
評論家でヨーロッパのある美術館の館長までつとめたOさんも「こういう会話してるの、今の日本じゃ珍しいんじゃないか!?」などと迷言を吐き、がんがんに突っ込まれていた♪
自分も秘かに同じことを思っていた。
なぜ路上か、なぜ劇場か、なぜ演劇なのか、こういう先輩たちにきちんと説明できなければ舞台はやれない、と思っていたし、今も思っている。
終電ぎりぎりまでねばったが、明日の予定がなければ「参戦」し、朝まででも、と思う。
後ろ髪を惹かれつつ失礼したが、今日の最後に素晴らしいエネルギーをいただいた。
この幸せな、すっきり感♪


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