泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

The Story form Ten 無事終了

2007-09-28 17:53:53 | 丹下一の泡盛日記
 昨日は同志社大学京田辺校・ローム記念館の劇場空間で学生たちとつくった舞台「The Story from Ten」の本番。前日、23時には布団にもぐりこんだのに、3時半にぱしっと目が覚めてしまった。。。
 役者をやっているとこんなことはない。実は、今まで演出を担当する時はいつも通行人でもいいから出演してきた。今回、はじめての出演しない体験。
 紫帆さんやとんちゃん(矢中鷹光)の音の出番もなるべく削り、学生たちだけで作る場面を多くしている。なんだかんだ言っても気になって眠れないのだ。

 そしてこの一日のチーム・ビルディングのリチュアルをはずさないように気をつけた。ゆっくりとからだをほぐし、ゲームで心をほぐし、チームの一体感を確認し、通し稽古。いくつかの指示を出して、いったん解散。45分間のブレイク。後はみんなを信じればいい。
 この間、自分は紫帆さんと来年の企画の為に別の劇場を視察。学内のコンビニでそばを買い、かっこむ。

 直前の時間も全員ですごす。もう一度心とからだを覚醒させて、チェックイン。舞台に臨む。自分は、パソの前に陣取って、照明・音響の指示とパソからの映像出し。

 映像は、オンタイムのテレビ放送も使った。「わたしを見て」と繰り返す女たちが「溶けて」いき、男たちが椅子の上から飛び込んで自害するシーンで背後の巨大スクリーンには、偶然にもミャンマー情勢のニュースが流れた。
 そのシーンのあたりから空気がぐっとしまってきて客席との一体感が濃くなってきた。
 無事終了。続けて紫帆さんととんちゃんのミニライブ。紫帆さんの即興のお題は「愛」。とんちゃんのハイトーンボイスが空間に響き渡り通りすがりの学生も足を止めた。

 控え室でクロージング。コーディネーターのN教授も満足そう。事務局の方からもお褒めのことばをいただいた♪

 打ち上げは新田辺の居酒屋で。ちょっと頭痛がしていた。出演していないとおかしくなるのだろう。酔っ払って学生たちに「演説」したらすっかりよくなった。と思いきや、2次会は学生たちの希望でカラオケ。しかも全員ソフトドリンク。ビールたのんだの自分だけ!? 

 そのカラオケで、自分はカラオケが嫌いなのだが、マイクを握って歌い。その上、たみおにギターを借りて弾きながら歌ってしまった。こんなことは、はじめてのこと。次回からは自分も出演すべし、と密かにしかしかたく心に決めた。

 そして今日は、朝ご飯食べて、紫帆さんとんちゃんに駅までおくってもらい近鉄で京都へ。自分のための時間を過ごそうと思った。

 駅から歩いて東本願寺にお参り。そして四条河原町から八坂神社へ。歩きなれた道。どちらも修復工事中だったが、きちんとお参りはした。
 とにかく暑い。京都駅のコインロッカーに荷物を預け上着を持って歩いたが、Tシャツは汗でぐしょぐしょだ。クラフト・センターでかみさんにピアスを買い、自分のために漬物を買う。

 お昼ごはんに、「冷汁」の文字が目を引いて立ち止まる。「おめん」だった。
銀閣寺の「おめん」は、ずいぶん昔に入ったことがあり「ま、こんなもんか」みたいな味でその後、足がむかなかった。
 カウンターに座って生ビール。エビスしか置いてない。くう、旨い。そしてハモと茄子の冷汁を赤いごはんにぶっかけて食べる。からだの水分を搾り取られるような日に最高だった。
 (ちなみに会社が納める税金の額が明らかになり、こちらも乾いた雑巾を絞るような金額で、くらくらしている)

 寒雲さんから電話。10月18日から始まるツアーのスタッフと打ち合わせ。はやく台本上げないとな。しかたがないから帰ろうっと。
 明日は7時入りでTVタックルのロケ。続けてプレイバッカーズのリハーサル。日曜日は、自主公演の本番。前売り券はソールドアウト。岐阜から近藤さんも見に来てくれる。新幹線の中でこのブログ書いてます。メールボックス見るのが怖いなあ。
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