泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

北京五輪開会式、レベルが違う

2022-02-05 16:04:09 | 丹下一の泡盛日記


なんか体調不良だけど、美味しく食べて飲んでいるので問題はないと思われ。
そして作りすぎて食べすぎる。。。
せっかく体重が、ぐいっと元に戻る気配を見せたのに。

重たいお腹を抱えて北京五輪の開会式を見る。
「帝国」の威信をかけた開会式。
演出は、素晴らしかった。
二十四節気を使った演劇ワークショップを10年以上前に企画したのだけど、
誰も相手にしてくれなかった、などとぼやきつつ。
文化や歴史の深さに加えて、技術的にも日本はすっかり追い抜かれていると改めて実感。
芸術教育の必要を再認識。
選手団の入場で、参加国・地域・団体の名前を表示したプラカードとそれを持つ人を使った
パフォーマンスは以前あったのだろうか?
そのプラカードが一体になるという演出は以前にあったのだろうか?
逆の言い方になるけど、
これだけアート感覚が優れたイベントを構成できる人材がいても、
帝国の国家の枠組みはびくともしない程の強権体制が出来上がっている。
その辺りもレベルが違うのだろう。
金と酒と女と食いもんにしか興味なさそうだもんなあ。。。
東京五輪の直後だけに、この落差に切なくなる。
もちろん「帝国」の圧政に喘ぐ、最低の人権さえも認められていない人々のことは忘れない。
30年来の大ファンである林憶蓮の歌詞をたくさん書いた林夕(CDのクレジットでお馴染みの名前だった)が、
香港から台湾に移住したことも記憶に新しい。
40年以上前の大学生の時、これからは中国の時代になると予感して
北京語を少しだけ勉強した。
予想はあたったけれど、こういう「帝国」になるとは思っていなかった。
コメント
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