前日の居酒屋紀子が幸せすぎて、もちろんベッドに倒れ込んだのさえ覚えていない。
爆睡後の朝、ちゃんと目が覚めるのは「本番」だからだろう。
高田馬場へ。
異常なほど気温が高く、Tシャツにジージャンで。
現場でミュージシャンのご指名。
久しぶりだぞ、本番でキーボード。
この3回のシリーズの初回、たまたま大きなフェイスシールドを持っていたという理由でミュージシャンになったのだけど、ピアニカとリコーダーだけで勝負した。
もちろんピアノは大好き。
音楽室のピアノを弾き続けるのを親が見かねて、安いアップライトを買ってくれた。
時には、1日8時間くらいは弾いて、というか叩いていたんじゃないだろうか。
いい迷惑だ。
もちろん習いに行くことなんてなく。
全くの独学だからいまだに自己流。
そして高校生たちのストーリーが切なくて美しい。
胸がいっぱいになりつつ終了。
みんなと別れてから、長崎の味を懐かしむ。
桜馬場中学校のおかげで演劇の道に進んだと思っている。
明るいうちに帰宅。
いつの間にか出口で見上げる木がすっかり紅葉している。