暑いので冷やし中華が食べたくなった。
火曜日は宮城県の仙台市と富谷市の女優さんたちとZOOMで稽古。
「Hamlets/ハムレッツ」の次のバージョンに向けてのもので。
最初は「ハムレット」の例の場面をやっていたのだけど、
やはり「言葉」に向き合っていくには「平家」もやっとかないといけないと、と。
急遽、テキストを送った。
そして、久しぶりに読んだらボロボロで恥ずかしかった。
舞台上での発声に違和感を持つ人が多くなった時代があって。
様々な発語が試されてきた。
役者に日常的な発語で会話ができるようにヘッドセットをつけてみたり。
プレイバックシアターは小さな空間で上演されるから「日常的」な発語で問題ないのだけど。
劇場空間では使い物にならないこともある。
アメリカの現代演劇でこの「発語」にきちんと演出的に向き合っているのに立ち会ったのは、
ロバート・ウイルソン(ポーランドで本人が演じているのを観た)とリチャード・フォアマン(NYで観た)で。
どちらもとても勉強になった。
今年になって旅立たれた大内三郎先生と遠藤琢朗さんはそれぞれに自分にとってとても大切な演出家で。
お二人の「日本語」に対する考え方、舞台上での発語の演出、指導で自分の台詞の発語は大きく変わった。
昨年末の「春琴抄」で旧知の先輩たちからお褒めの言葉をいただいたのだけど、
それはこの二人の指導を受けた賜物だ。
自分だけではわからなかった。
この年になってようやく、で。
本当に自分の歩みは遅い。
そして、不遜ながらこの発語のエッセンスを少しでも伝えられたらいいと思っている。
大きなズッキーニが98円だったので即購入。