泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

菅間馬鈴薯堂の公演に

2017-12-02 21:58:28 | 丹下一の泡盛日記
昨日に続き早起きして午前中に勝負。
なんせ日曜日の夕方に本番が終わったら、いったん帰宅してスーツケース抱えて羽田空港に移動。
大分空港で手配してあるレンターカーで移動。
というわくわくしちゃう、しかないスケジュール。
天気予報とにらめっこしつつスーツケースを95%完成させる。
そして今日出かけるバッグの中を整理して、明日の機材を揃える。
最近では舞台の仕込みにはテープくらいしか使わなくなっている。
ロープや養生テープ、メジャーなどの他になんせ珍しく映像使うもんだからPCやコネクターも。
明日朝動き出したら大分まではノンストップなのだ。
お昼過ぎには完了。
都内へ。

自分が芝居の世界に入った翌年、たくさんの舞台を見まくった。
その中に劇団卍(まんじ)があった。
裸舞台で暴れ回る役者たちがかっこよくて。
後に主演女優の稲川実代子さんが働いている事務所でバイトさせていただいたり。
卍の舞台は何度見たかわからない。
先日閉館したストアハウスでも見たなあ。
逗子に移転して遠ざかっていたのだけど、現在は菅間馬鈴薯堂と名を変えている代表・菅間勇さんと稲川さんを中心とする舞台に立ち会うのは20年ぶりか。
菅間馬鈴薯堂 vol.36「光合成クラブ・Ⅱ」〜男のいない女たち〜
初めての空間だったけど、まずこの場がなつかしい。
ただの懐古趣味で言っているのではない。
多分、元からある空間に微妙に手を入れて作り上げているはず。
裸舞台のような、ないような。
だって電信柱と街灯、なんて別役か:)
その中で現代の都市、社会の中で、あきらかにその構成員であるにもかかわらず居場所を見つけられない、と感じている人々のストーリーが重なっていく。
基本的なテーマは以前と似ている。
そして、社会が変化した今、むしろこの世界が際立ってみえてくるような。
自分もあの場で一緒に飲みたいなあ、と思わせてくれるような。
素敵な時間だった。
終演後、稲川さんにもご挨拶。
「お互い年とったわねえ:)」ですと。
出演しているシゲキマナミさんのおかげでいい舞台に立ち会えました。
ありがとう。
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脳がほしがるものを理解できていない

2017-12-02 11:47:02 | 丹下一の泡盛日記

お弁当もってお仕事へ。
12月3日(日)のかながわ民俗芸能祭までに片付けないと行けない案件が次々に「終了」。
それでも大物が一つ残っている。
困ったもんだ。

この川の両側には桜並木があり花の季節は本当に美しい。
それに続く緑の季節や蝉時雨など季節の移り変わりを定点観測できる幸せ。
自作の弁当は美味い。
今何を食べたいかがわかるからだ。
身体がほしがっているものがわかるのだ。
夕方帰宅したのだけど、思いのほか疲れていて風呂に入り食事をとった後、座椅子で1時間以上寝落ちしていまう。
こりゃいかんと布団に入ったのだけど、こんどは眠れない。
起きだして新しく買った本を読む。
著者の方と正月あけにシンポジウムでご一緒する予定。
今までもその文章や発言に触れる機会がありその「知」の深さ、広さに強い印象を持っていた。
ゆっくりと読み進め深夜に読了。
何度も訪れている国での滞在記だったので、非常に興味深く読んだ。
長いこと、体験を掘り下げて思考することをさぼって来たような気持ちになる。
脳が「知的作業」をほしがっていたのかもしれない。
脳がほしがるものは理解できていないのだなあ。。。。
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