泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

フィリピンのドキュメンタリー映画を観る

2016-05-10 22:16:54 | 丹下一の泡盛日記



台北に新しくできた華山のことは一昨年聞いていたがこの機会にチェック。
映画セクションで第十回台湾国際ドキュメンタリー映画祭。
「猫狗、家畜、生魚片(Of Cats, Dogs, Farm Animals and Sashimi)」というフィリピンのドキュメンタリー映画を見た。
ナレーションも音楽もなくただ映像と会話が続く77分。
次第に主人公の少年が父も知らず母にも捨てられて、村の周囲の人々に助けられながら生きていることがわかってくる。
洗濯したジャージのズボンとシャツを畳んで箱に入れ「引っ越し準備完了」と言う少年。
そこに何を感じ取るかは観客それぞれに託されている。
そして「考えてほしい」という、メッセージではなく、作り手の「思い」を感じる。(自分としては)
上映終了後、監督が舞台に登場し質疑応答。
たくさんの小学生が引率されて会場にいた。
最後にその子どもたちに向かって「ここにいてくれてありがとう。笑っても泣いても、あくびしても、眠り込んでもいいんだよ。ここにいてくれてありがとう」と語りかけていたのが印象的だった。
いい時間の後、お土産の買い物に行ったのだけど、もうどんな「工芸品」も自分を動かしてはくれない。

ちょっと贅沢をしてこんなところでコーヒー。
地元の人も滅多に来ない空間。
お値段高いしなあ。。。台南の晩ご飯3回分だもん。
目の前の通りにはたくさんの観光客、なんだが。
1時間、たった一人で静かに考え事しながらとても美味しいコーヒーを飲んだ。
1杯お代わりできることを初めて知った。
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台湾プレイバックの夜

2016-05-10 02:41:31 | 丹下一の泡盛日記
月曜日は早起きしてジョセフィンと一緒にでる。
自転車で仕事に向かう彼女と別れ地下鉄で西門へ。
10年間で6回目の訪問。
そのそれぞれに濃い思い出がある。
弘法大師もお祭りしてある媽祖廟にお参り。
その後、開いた銀行で両替。


このストリートも10年前からぐんぐんと変化している。
かつてのソーホーのようだ。
無くなりかけていた干貝柱を購入。
クオリティの高さに比べての値段に驚き台湾製のフライパン(焦げ付くのがほしかったんだ)購入。
一旦「帰宅」。
ドアの鍵が開かなくてがちゃがちゃやっていたら、今ホームステイしているフランス人Sのかみさんが開けてくれた。
娘のMちゃんがかわいいんだよなあ♪

色々あって帰宅したJと一緒に彼女のカンパニーの稽古場へ。
稽古の前にレストランに入る。
時間早いから適当に食べるのかと思ったら、なんと、稽古前に全員で晩ご飯を食べるのだった。
その後、デザートを買ってから、などと言われ。
のんびりと稽古場に移動。
これが彼らのウォーミングアップなのだった。
おお、ここは来た事がある。記憶は一気に2009年へ。


うらやましいなあ。
こういう事務所を政府から提供されている。

おお、SO!!! 久しぶりだぞ(^o^)/
自分はなぜかウォームアップのストレッチや整体、ゲームを担当させてもらった。
普段、日本の稽古場で色んな言語でカウントしているのだけど、今日は北京語オンリーで♪
メンバー12人のうち5人が入れ替わりに自分の横で通訳してくれる。
もちろん一言一言を、ではない。
むしろこんな風にエッセンスを伝えてくれた方がいい場合もある。
何よりも彼らが必死に通訳してくれるのが有り難い。
最後にはアクターにもなったのだった♪


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