泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

旅立つ2人

2009-06-29 17:18:28 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜、早く寝るつもりが遅く帰宅した娘2と紹興酒舐めながら「こいばな」。

 眼鏡を壊してしまったデイブンのために眼鏡屋さんへ。日本で新しい眼鏡をつくるとは思ってもみなかったろうな。
 学校が近い娘2が昼休みに抜け出してくる。一緒にランチ。
 自分が頼んだラーメンの汁を一口すすったデイブンは「!」。「旨い。ああ、僕はここに住みたいよ!」。食わせがいのあるやっちゃ♪

 彼らは明日の便で沖縄に飛ぶ。その後、福岡経由で長崎、広島、京都、金沢、富山、高山、名古屋と旅をする。ゴールは天女座だ。
 そのチケットも大半は取ったが、いくつかの部分は未定のまま残してある。自分たちで「みどりの窓口」に行く体験は貴重。
 2人は少しずつ日本語を使うようになってきている。よいことだ。

 そして、自分もあさっての便でタイに飛ぶ。

 20年前30歳の時に一人でマレー半島を北上した。タイに入国した時、所持金は1万円をきっていたが、初日に、まあ半ばだまされて4000円くらい持っていかれてしまった。
 日本人がこの国でいかに大盤振る舞いしているかを知った。
 その後はバス代20円も節約して歩いた。食事も昼は抜いた。
 そうやってアユタヤにも行ったし、町中を歩き回った。
 そんな中、宿で働いているおばちゃんたちが「一緒にお昼ご飯食べる?」と誘ってくれてつくってもらったごはん、オムレツ、野菜炒めの美味しかったこと。(自分はナンプラーもパクチーも好き)

 帰国便は夜中近くですきっ腹を抱えて「飛行機に乗ったら食べられる」と自分に言い聞かせていた。
 引き出しの封筒からその時持ち帰った3バーツ50サタン(10円くらい)が出てきた。これしか残らなかったのだ。
 本当に片言のタイ語しかわからず所持金も無くて、空腹を抱えてさまよっていたバンコク。タイ語世界に20年ぶりに再チャレンジだ。
コメント
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