泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

中村直太郎さんとお仕事

2009-02-03 14:45:03 | 丹下一の泡盛日記
 昨日も早起き。明るい空の雲にちょっとだけピンクがかったところがあるなと見ながら歩くうちにぐんぐん空がそまっていく。2日続けて駅のホームからみる日の出。
 都内某所に集合しロケ。今日は終日撮影。

 そしてうれしいことに中村直太郎さんとコンビ。
 この頃劇団中村座の話をできる人がまわりにいなくて残念だった。18歳の頃からずっと見続けていたアングラ劇団。男たちの肉弾戦にこちらの血も熱くなった。
 その後、金杉アソシエーツと集団名を変え、金杉忠男さんが亡くなるまで全52本を上演したとか。
 直太郎さんとは大昔にスタジオでお会いしたことがあったが、役者として一緒になるのは初めて。

 頭をこちんどぶつけてしまうちょっとしたギャグも「すみません。僕寸止めできないんです」とがっちりぶつけてくる。周囲にいる役者たちが心配するくらいの「ゴチッ」という音がなんども響く。さすが肉弾戦で鍛えた人だ♪

 自分の出自を話し撮影の合間に様々なお話をうかがった。驚いたのはネクタイを締めて正社員として働いていたことを知ったときだ。
 オフィスは新宿の高層ビルの40階。「そこで学んだこともたくさんある。サラリーマンってプロなんだよ」。世界が広がっていった様子に共感した。
 今は退職してアルバイトしながら役者稼業。子どものためにももうひとふん張り、とか。

 話はつきないが素直に夕暮れの赤羽で別れる。2日続きの早起きで電車の中で爆睡。
 かみさんが駅まで迎えに来てくれる。風呂で冷えた体を温めてかみさんが用意してくれたすね肉と大麦のシチュー。
 寒い中を帰る家があり、しかもそこには自分を待つ家族がいる。幸せなことだ。

 今日は朝一番に免許の更新へ。お昼に帰宅。Cちゃんが使っていた部屋を掃除する。なんだか色々ごろごろと出てくるが、まあそんなもんだろう。うちの娘たちに比べたらましだ。

 6日は、元町のベーリック・ホールでシェイクスピア朗読会。今年の初舞台だ。楽しい時間になるはずです。皆さまのお出でをお待ちしています。
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