たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

6月定例県議会

2008年06月28日 | Weblog

一般質問が終わりました。

 

 6月19日から開会した6月定例県議会は、27日に一般質問が終わりました。

 

 一般質問は32人が行いましたが、取り上げられた項目で多かったのは、高校再編、現地機関の見直し、農業振興、特別支援教育の今後、消費生活条例、地球温暖化対策、地震や災害への安全・安心対策、道路整備等々でした。

 

 私も27日(金)の午後12分の持ち時間で、下記の質問を行いました。

?、東京都等との「地球環境保全協定」締結の取り組みについて

?、道路維持管理予算の増額について

?、長野地区特別支援学校の再編計画について

?、生活バス路線の存続維持に関する県の姿勢について

 

 詳細な質問と答弁内容は、今後、私のHPに掲載しますのでご覧下さい。

 

 ところで、私の質問をめぐり異例な対応がありました。

 それは、私が「東京都等との『地球環境保全協定』締結の取り組みについて」質問する前に、その日の信濃毎日新聞の朝刊に、その主な内容が「県と東京都、環境保全協定締結へ事務レベルで協議入り」との見出しで掲載されたことです。

 

 その記事の内容は以下に掲載しますが、私が一般質問を行う3日ほど前に記者の方が、私が行う一般質問の内容について取材に来られましたので、私は「東京都等との環境協定の締結について」2月議会で提案した内容を受け止めて頂き、既に東京都と事務レベルで協議頂いている。

 また、横浜市からも協定に関しアプローチがあり、今後、横浜市としては県内の例えば飯田市等との連携を視野に活動しているようだ。

 問題は、東京都や市町村が各都市と環境協定を結ぶには、その根拠となる「 二酸化炭素(CO2)の吸収量として評価・認証する仕組み」の確立だが、近く委員会等を設置し取り組むことになる等々をお話ししました。

 

 しかし、私が質問する内容についての取材ですから私としては率直に内容を申し上げたつもりですが、まさか私が質問する前に、しかもその当日の朝刊で報道されるとは思ってもいませんでした。

 しかも、その報道内容は、私がこれにら行う質問に県が行う答弁を想定した記事であったのです。

 

 私としては、今日行う質問は報道された記事への裏付け質問としてせざるを得ないのか。果たして報道した記者の意図は何なのか。私の質問に対し県としての意向が働いているのか等々悩みましたが記事の中に、CO2の吸収量認証制度等の今後の取り組みに関する記載がなかったため、当初予定通り質問をすることにしました。

 

 質問する当日の朝刊記事は以下の通りです。

 

 「県が東京都と、森林整備を通じた環境保全に関する協定の締結に向け、事務レベルの協議を始めたことが26日分かった。地球温暖化対策につなげる狙いで、実現すれば、都、県ともこうした協定締結は初めて。都民が県内で間伐事業に参加することなどを念頭に置いており、県側は年度内にも締結にこぎつけたいとしている。

 

 協定の内容や具体的な事業は今後詰めるが、県は二酸化炭素(CO2)削減に向けた仕組みづくりで都と協力することも視野に入れる。また「1200万人の都民に県内の自然をアピールする機会にもしたい」(林務部)とする。

 一方の都は、オフィスビルなどの大規模事業所にCO2の排出削減を義務付ける条例を制定するなど、独自の環境対策に力を入れる。2016年の夏季五輪招致運動も進めており、1998年に冬季五輪を開いた長野との環境面での連携を招致活動にも生かしていきたい考えだ。

 

 県内では、伊那市と東京都新宿区が2月、市有林の間伐整備費を区が補助したり、区民が森林整備を体験したりする「地球環境保全協定」を締結。区はCO2排出量削減を実現する手段に位置付けている。2月県会で竹内久幸氏(改革・緑新)がこうした取り組みを県、都レベルに広げるよう提案。これを受け、県が都に協定を申し入れた。

 

 私は、この記事の内容は否定しませんが、少なくとも情報を提供した議員がその質問をする前に新聞記事として報道された後に、その内容を質問せざるを得ない気持ちや、その質問をすめために、これまで様々調査活動など努力を重ねて来たことを理解しているのであれば、記事を記載する前に、私に了承を得た上で報道すべきと思いました。

 

 増して、こんな気持ちで行った私の質問を踏まえ、翌日28日の信濃毎日新聞の朝刊一面には、「企業の森林整備・支援、CO2吸収の認証制度導入へ」として、私が、情報を提供し現に私が一般質問を行ったにも係わらず、こんどは、私の氏名を抹殺して下記の記事が報道されのを見た時は、私は、信濃毎日新聞の取材に良心的に対応した結果、最終的には、唯単に情報が利用され、その結果、私が質問したという事実や人格が否定されたと思い、悲しい気持ちになりました。 

 私の質問に関し、28日朝刊の信毎の朝刊一面で報道された内容は下記の通りですが、同日の信毎記事の他の紙面で一般質問を行った全ての議員の主な質問内容が写真入りで掲載している以外にも、他に記事として議員名を紹介し記載していることからして、不公平感を感じざるを得ず、何か報道に関し他の議員や県当局から圧力があったのではと疑わざるを得ませんでした。

 

28日の信毎の朝刊一面で報道された記事。

 

「県は地球温暖化対策の一環で、民間企業が県内の森林整備に資金提供や人的支援をした場合に、二酸化炭素(CO2)の吸収量として評価・認証する仕組みを9月にも導入する。将来は排出量取引にもつなげたい考えで、近く有識者委員会を発足させ、具体的な制度づくりを始める。年度内に第1号の認証をしたい考えだ。

 

 轟敏喜林務部長が27日の県会一般質問で「民間企業の社会貢献活動と、県内の森林整備を結び付ける手段」として導入の意向を示した。森林づくり推進課によると、CO2吸収量の算定は京都議定書に基づく方法を準用する方向。一定規模以上の事業者に、県が提出を義務付けている温室効果ガスの排出抑制目標や計画に反映できるような仕組みも検討する。

 

 県によると、同様の認証制度は高知県が導入しているという。

 また轟部長は、森林整備での提携に向け、東京都と事務レベルで協議を始めたことを説明。さらに、横浜市からも温室効果ガス排出量削減へ向け連携の打診があったことを明らかにした。

 このうち横浜市とは、同市内の企業と県内の市町村が森林整備などで連携する方向で協議している。市は取材に「長野県の森林整備のノウハウを学び、間伐材を活用したバイオマス(生物資源)燃料を購入するなど幅広く連携したい」(都市経営局)と説明、具体的な相手として、市民出資で太陽光発電の普及などを図っている飯田市を希望しているとした。

 

 村井知事は同日の記者会見で「都会がお金を提供して山の手入れをし、そこへ来て楽しんでもらう。その支援を山を持つ人たちがやる、というようなことができればいい」と述べた。」

 

 私は、今議会中、歯の治療を余儀なくされ、その痛みに絶えながら与えられた時間の中で、これまで県民の皆さんから寄せられたご意見を踏まえ、今後の県政発展のために、質問内容を準備して来ました。

 そして、25日の朝、これまで我慢してきた歯の痛みとともに、ハレがひどくなり歯医者に行く決意をし、午前中の議会は欠席。

 治療を終え午後から議会に出席しましたが、もうろうとして背広にバッチを付けて行くのを忘れたため、本会議場入り口で守衛さんに止められ、直ちに議場に入ることが出来ませんでした。

 

 この様に、例え現職の議員であっても、バッチが無ければ議場に入れないことはナンセンスと思いますが、バッチを付けるということは県民に選出された議員として、質問するに付けても責任が問われています。

 私は、少なくとも質問を行う時は、その姿勢で真剣勝負を行っているつもりですが、今回の私の質問に関する信濃毎日新聞の対応は、これらの気持ちへの配慮に欠けていると思います。

 

 

 我が家の家庭菜園は、玉ネギと二十日大根の収穫に続き、キュウリ、ネギ、長ナス、エンピツナスの収穫が始まりました。

 写真の写りはイマイチですが、作物は今までになくしっかりしています。



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