たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

県内広域幹線高速バスの存続について【最後の一般質問④】

2019年03月24日 | 長野県議会
県内広域幹線高速バスの存続について

【竹内質問】
 次に、県内広域幹線高速バスの存続について知事に伺います。
 私は、これまで、千曲バスの佐久―長野間の高速バスの廃止と、アルピコバスの長野―松本間の減便を例に質問しましたが、本県にとって県内各地を結ぶ高速バスの存在は必要不可欠ですが、採算性や運転手不足、少子・高齢化と人口減少により、今後さらに存続が危ぶまれることが予想され、県の早期の対策が求められており、県の支援策を求めて来ました。
 具体的には、広域・基幹的なバス路線を維持するための補助制度や、県内を結ぶ高速バス等について、事業者は今どんな気持ち、どんな経営状況で、人手は足りているのか等、事業者に聞き取りをしていただきたい等の要望をして来ました。
 その意味で、現在提案されている新年度予算案に、「地域公共交通最適化サポート事業」として、現在の地域公共交通の課題を調査し、今後の公共交通のあり方を模索する予算が計上されたことを一歩前進と評価します。
 その上で、この「地域公共交通最適化サポート事業」には、県内広域幹線高速バスの存続は調査対象となっているのか。
 また、公共交通の存続のためには、深刻なバス・ドライバー等の担い手不足について、県としても本気で取り組むべきと思いますが、取り組む決意について伺います。
 
【阿部知事答弁】
 広域幹線高速バスの取扱いについてご質問をいただきました。
 広い県土を有する本県におきましては、都市間の円滑な移動を確保するために、高速バスは鉄道とともに重要な交通手段だというふうに考えております。
 来年度「地域公共交通最適化サポート事業」、実施する予定でありますが、地域内のバス路線に加えまして、都市間の交通を促進するために必要な移動手段も検討していく予定であります。
 この中では、ご質問の高速バスや特急バスについても対象としていきたいと考えております。
 バス利用者の状況や、鉄道との料金・所要時間の比較、収支状況等のデータを分析し、その結果を踏まえて、県内の広域幹線高速バスに対する支援のあり方を検討していきたいと考えております。
 バス運転手確保の取組についてというご質問でございます。
 近年、利用者の減少によります収益悪化に加えまして、運転手不足ということで撤退を余儀なくされるバス路線も出てきておりまして、運転手の確保は全国的な課題だと認識しております。
 県しては、以前からバス事業者に大型二種免許の取得経費を支援させていただいておりますほか、県バス協会と連携した啓発イベント時にハローワークのコーナーを設けるなど運転手確保のための取組を行ってきております。
 また、北陸信越運輸局管内の行政機関・バス事業者等で組織する対策会議では、運転手確保についての優良事例の共有やセミナーの実施などを行っており、今後とも関係者が一体となって対策に取り組んでいきたいと考えております。
 竹内議員には、公共交通の充実・維持を始め、これまで数多くのご示唆、ご提言をいただき、また、折に触れ貴重なアドバイスを頂戴してまいりましたこと、心から感謝申し上げしたいというふうに思います。
 「地域の足の移動の確保」を始め、安心して暮らせる長野県づくりへの取組みはまだ道半ばではございますけれども、これからも頂戴したご意見を踏まえてしっかり取り組んでいく決意でございます。
 竹内議員のこれからのご健勝をお祈りするとともに、今後とも大所高所からご指導いただきますよう心よりお願いを申し上げます。
 以上です。
 
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