たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

信濃美術館整備に向け92億円余の債務負担行為を設定

2018年10月19日 | 長野県議会
 閉会した9月定例県議会では、県側から信濃美術館整備に向けた92億25万9千円の複数年に渡り支出を担保する債務負担行為を設定する議案が提案され可決されました。
 これは実施設計がほぼ終了し、2021年の善光寺御開帳に間に合わせ開館するには、今年度内に発注する必要があり、工事期間が3か年に渡ることから、工事費及び工事管理費等について債務負担行為を設定したものです。 その内訳は、建設工事費が92億円余、工事管理費委託料等が1億4千万円余です。

  設計の特徴等については、10月10日に設計した(株)プランツアソシエイツの宮崎浩代表取締役から県議会文化芸術振興議連【写真】として説明を受けましたが、建築のコンセプトは、次の3つであるとのことです。
 【ラウンドスケープ・ミュージアム】善光寺側から東側道路に高低差を活かし、建物が風景の中に突出することなく、それぞれの敷地を一体的に結びつけることを大きなコンセプトとしている。その上で、城山公園全体の歴史と将来像を鑑みながら、公園だけでなく、善光寺東公園や東側神社の杜との連続性を意識しながら、ラウンドスケープ(景色・風景)と建築の融合を目指した。

 【ユニバーサルデザイン】南側道路との接続を含めた、3つのレベルに対応した床レベルを設定することで、地階を除く全ての階において、水平移動のみでの入館が可能な計画となっている。年齢や障がいの有無に関わらず、全ての人々が美術に親しむことができる施設を目指した。
 【屋根のある公園】新しい美術館では、国宝を含む多様な展示活動に対応できる「公開承認施設」の条件を満たす一方、県内美術団体や一般県民が多目的かつ自由に利用できるスペースへの要望に応えることを目指した。後者については、公園との一体利用を視野に入れて「屋根のある公園」と呼ぶ新しいスペースを創出した。
 なお、城山公園噴水広場の整備については、今回の設計に基づき、今後、長野市が整備することになっています。
 
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