８月３０日の午後３時半からは、浅川総合治水対策協議会の総会が開催され出席しました。
私は出席した県議を代表し来賓挨拶で、平成１３年にこの会が結成された当初から会長を努められ今総会で退任される斎藤忠二会長に敬意を申し上げた上で、私は、「脱ダム宣言」に抗するため、この会の結成に深く係って来たが、会の名称を「総合治水対策」としたのは、浅川流域の地区が気持ちを一つにして治水対策に取組むということと、実は、もしダムが中止となった場合の治水対策を担保するため、当時、国のモデル事業として位置付けられ整備されていた神奈川県の鶴見川流域総合治水対策と同じ様な位置付けが出来ないか模索し、国交省関東地制とも協議し可能性があることを確認したことから、保険もかけて名称を決めたものです。
でも、ダムの建設をめぐり、この会場で何度も対話集会や説明会が行われましたが、この会の先輩方が反対する皆さんの主張に反論し耐えながらダム建設や千曲川への排水機場の増設などの内水対策の実現に、この会が原動力の役割を果たしてこられたことに感謝します。浅川ダムの竣工式が７月２４日に行われましたが、その前の７月１１日の豪雨では、「俺のことを忘れるな」とばかりに、浅川の支川である駒沢川等が氾濫し、多くの世帯に避難勧告が出されました。
浅川本川の改修事業は見通しが付いたと言っても、総合治水対策は終わっておらず、残された内水対策や駒沢川等の支川対策はこれからであり、今日は県からも職員の皆さんが出席されていますが、浅川改良事務所を引き続き残していただくことをお願いしたい等々を申し上げました。
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