昨日に続き会派視察にて広島県に滞在。本日(2月9日)は竹原市にて『伝統的建造物群保存地区』について視察をさせて頂きました。
さて、この竹原市、皆さんどの辺りにあるかご存知でしょうか?瀬戸内に面し、呉市と三原市に挟まれたて存在するのですが、この街は「安芸の小京都」と呼ばれるだけあって本当に風情のある街並みが残っていました。
その歴史は、江戸時代に塩田で財をなした豪商達に遡(さかのぼ)るのですが、その豪商達もやがて塩田をやめ、その土地(塩田)が宅地として開発された為、現在までそのご子孫(や他の方)が住んだ状態で、豪商の邸宅がそのまま残り、昭和57年に国から「伝統的建造物群保存地区」に指定されたことが最大の契機となり、今日まで現在の風情を残した街並みとなっています。
[ボランティアガイドさんのお話しに聞き入る我が会派のメンバー達。余談ですが、私のこのコート姿が、何処かの国の独裁者に似ていると家族がコメント。写真で見ると確かに、、、。]
最初に1時間少々は市役所内で、この街並み保存に関する市としての取組についてご説明を伺い、その後現地にてボランティアガイドさんにご説明、ご案内を頂きました。
この様な場所に行った時には絶対にボランティアガイドさんにご説明を伺うべきですね。1時間少々の時間でしたが、保存地区の建物、歴史、地域の取組方等凄く様々なお話しを聞かせて頂きました。
こういった手配をして下さったのは竹原市役所の職員の方々で、案内中も同行頂いた上、様々な質問のお応え頂き、最後は竹原駅までお送り頂く等、本当に有難とうございました。
後方に見えるアーチ型の屋根の建造物、非常に珍しいですよね。この街にはこれ以外にも沢山の見る所がありました。
さて、今回の視察の目的は歴史建造物を活用した観光に関し、高砂市に活かせるものがあるか否か。現実にはそこに存在する資源に余りにも差があり過ぎますが、中には「伝統的建造物以外の建築物等を歴史的な街並みと調和する外観へ変更する行為」に相当する”修景”という形で街並みに合わせていったものもあるようで、この手法が高砂市に活用できれば少しは風情ある街並みを復元できる可能性はある様に思いました。
政務活動費を使っての会派視察、ここで得た知見から少しでも高砂市の目指す「市民が誇れる生活文化都市」に反映出来る様、日々自問していきたいと思います。