たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

老人ホームの事件に思う

2016-02-16 22:51:59 | 福祉施設

 2月16日(火)、前夜に急遽議会事務局から連絡があり、朝9時半~【代表者会】が開催されました。内容は田村広一元市長のご逝去に伴う対応についてだったのですが、本日の通夜は田村家が行い、明日の告別式は高砂市と田村家の合同ということでした。(私も明日の告別式には参列させて頂きます)

 その影響で、今週一週間予定されていた議案熟読について、明日の午前中分が延期され、かなりタイトなスケジュールが更にタイトになってきました。

 本日は10時半~選挙管理委員会、高砂市民病院、そして福祉部、監査・公平委員会の議案について当局の説明のもと、勉強させて頂きました。

 本日の中では特に近隣市との規模の格差が目立ち始め、また診療報酬制度の見直し等社会環境の変化が激しい高砂市民病院の今後の経営状況が懸念されます。

また福祉分野では、本日もニュースになっている「老人ホームでの転落死が実はそこで働く者の行為であったこと」から見えてくる社会の構図としての懸念があります。

 それは、そこ(老人ホーム)で働く人への不信感や不満があった場合でも、その施設の利用者やその身内は不満をぶつけ改善に向かわせる術があまりなく、ケアマネージャーに訴えるのが通常の手段であり関の山となる様で、それでも実際には、不満を言い続ければ、自分がその施設を出ていかなくてはならなくなる、という話を聞いたことがあるだけに、高砂市内のそういった施設でも問題は起こっていないのか、その場合に改善の手段は他にないのかと思ってしまいます。

 日本は少子高齢化の課題先進国として、こういった課題にも正面から向き合い、人生の幸福な終末期を過ごせる様に、仕組みを作っていかないといけません。課題山積です。

 高砂市は現在、市の10年計画の『後期見直し』(後半の5年:平成28年度~32年)を作成しています(↓)

 行政は色々な分野を担い、政策を実施していきますが、最終的にはやはりそこで生活している人が「誇りを持ち、この街に住んでいて良かった、幸せであった」と思えることが大切です。

 本日はこの問いを質す代表質問作成に夜独りで会派控室に残りました。

 

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする