たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

1秒の転移

2013-04-10 01:01:12 | Weblog
 先手を打ってディフェンスしておこうと思った行為は、オフェンスになることが多い。

 プレゼンでは、相手の思考を先読み、ディフェンスしておくことが大事だけど、これをめちゃくちゃきちんとやると、聞いているほーは、まるで攻撃されているんじゃないか?ってくらいのトークになる。こういうときは、もはや、ディフェンシブトークではなくて、オフェンシブトークだと思う。
 誰もが、どこか誤魔化しながら生きてるから、めちゃくちゃ正しいと、それは残酷なんだよね。

 自分の能力以上の言葉を持ってしまっている人のなかで、自分に自信が無いと、家柄や家系の話をするのが大好きな人達がいる。これも、お前はそれほどの能力は無いよな、って言われないためのディフェンスのつもりかもしれないけど、こういう無意味さは、時として他人を傷つける(だから最近は、こういう話がいきすぎる場合は、無理矢理止めます)。
 だって、本当に自分に自信があって、自分自身のことをきちんと大切に想えているなら、いまの自分とほとんど関係ない履歴の話なんかしなくても、自分やその周囲にいてくれる人の話をしていれば、時間はあっという間に経ってしまうはずでしょ。

 ディフェンスを意識していたのに、現象としてオフェンスが発現されたとき、それは、どういう場合にせよ、特異的な事態を生んでいる。

 そうすべき時や、そうなってしまう時に、なるべく、全体をより良い方向に持っていくような、ディフェンスからオフェンスへの転移を行っていけたらいいよね。こういうことをきちんと考えながら、みんなで楽しみたい。

 この転移を取り繕うまでの演技が1秒を超えて、俺に見抜かれていることがわかってしまった瞳を隠して、必死で突っ張っている強情さを見つめながら、、みんながみんな、こういう風なことにこの転移を使ってくれるなら平和なのに、っと現状を振り返ったりしてみる。
 演技は開始までの速さが大事なのだ。1秒以内に演技を開始しなければ、どんな名演技でも、見抜かれてしまう。

 今抱えている問いをクリアするためには、1秒以内の演技開始を意識するなかで、1秒以内の取り繕いを見抜くだけの能力が必要だ。全力じゃないと、こういうことはなかなかできない。
 っま、一人じゃないから、大丈夫だと思ってるんだけどね。
コメント
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